カリウム不足で起きる体の変化 | h4z3f2のブログ

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カリウムは、不足すると夏バテのような症状を起こすほか、筋肉や精神面にも影響が出ることがあります。なぜカリウムが不足しやすいミネラルなのか、その原因と不足した場合の具体的な影響について解説します。

 

カリウムは、なぜ不足しがちになってしまうのでしょうか。また、不足してしまうと身体にどのような変化があらわれるのでしょうか。これらの疑問について詳しく説明していきます。

カリウムが不足しやすい理由

カリウムは、ミネラルの中でも不足しやすいといわれています。その理由は、カリウムが水溶性の成分で、水に溶け出しやすいからです。さらに、カリウムは野菜や果物などの食材に含まれていますが、調理によって手を加えてしまうことで損失してしまいます。カリウムをできるだけ損失させないためには、煮汁を使用して調理することや、生で食べるようにするなどの工夫が大切です。

 

また、日本の食生活は、しょうゆや味噌など塩分が多く使われている料理がほとんどで、ナトリウムが過剰になりがちですが、このナトリウムの血中濃度を調整するために、カリウムが使われるため、食生活自体もカリウム不足の原因となっているということがわかります。

嗜好食品や糖尿病もカリウム不足の原因になる

ほかにも、コーヒーやアルコール、甘いもの、長期の利尿剤の使用もカリウムを減少させる要因となります。また、糖尿病患者の中でインスリン分泌不良の人もカリウムが不足しやすいです。ただし、同じ糖尿病でもインスリンの分泌がよく、抵抗性が大きい肥満タイプの人は該当しません。

ストレスもカリウム不足の原因になる

ストレスがあるときに副腎から分泌されるアルドステロンの分泌が増えると、ナトリウムを体内に溜め込み、カリウムの尿中排泄を増やします。そのため、ストレスが続いているときはカリウム不足になりやすいといえます。

ストレスが極期になると、逆にアルドステロンの分泌が減り、ナトリウムの尿中排泄が進み、脱水傾向がみられるようになってきます。

副腎皮質ホルモンやグリチルリチン製剤の服用も原因になる

肝機能の改善のために使われるグリチルリチン製剤は、アルドステロン様作用があり、カリウムの尿中排泄を増やします。漢方薬で使われる甘草の時も同様の理由でカリウムが不足することがあります。

カリウムが不足するとどうなる?

カリウムが不足すると、脱力感や吐き気のほか、食欲不振などを引き起こすことがあります。さらに精神面では、無関心、不安感、イライラの要因になり、精神的に不安定になりやすくなります。

筋肉にも影響を及ぼすことがある

細胞内のカリウムの70%は骨格筋の中にあります。カリウムは筋肉の収縮にも関わっている成分です。不足してしまうと、筋肉のけいれんや不整脈を起こしたりしてしまうこともあります。また、あまりにもカリウム不足が深刻になると呼吸困難になる可能性もあるので、注意したいところです。

夏バテの原因はカリウム不足?

夏バテの原因は、カリウム不足のほか、脂肪をエネルギーに変換することを助けるビタミンB1の不足にあります。特に夏場は、ほかの季節と比べて汗をかきやすい時期です。汗とともにナトリウムとカリウムが流れ出て、不足しやすくなります。カリウムが不足することで、夏バテの特徴である、倦怠感や食欲不振に陥りやすいので、栄養補給には気をつけましょう。

 

カリウムは不足すると、倦怠感や食欲不振のほか精神面にも影響があらわれます。特に不足しやすい方は注意して摂取するように心がけましょう。