7-KETOやDHEAといっても、聞き慣れないと思う方が多いでしょう。簡単にいうと、両方とも私たちの体内で作られるステロイドホルモンのことで、7-KETOはDHEAの代謝物です。では,7-KETOは体内でどのような働きをしているのでしょうか。

人間の身体は痩せにくくできている
人間の体は、飢えに対して常に万全の体制をとっています。もし食べ物が手に入らなくても、飢え死にしないように、体は使うエネルギーを節約し、次に食べる機会がくるまで耐えられるようにできています。
具体的には、代謝を落として痩せづらい体にします。
人間が体内に脂肪を蓄えるのも、いつ飢えが襲ってきてもいいように、エネルギーの元を貯蔵しているからなのです。
ダイエットをして食事量を減らしても、なかなか体重が減らないのは、この仕組みが働くからです。
代謝を上げるホルモン「7-KETO」
7-KETOは、代謝を上げる作用をもっているステロイドホルモンです。
副腎で生成されるDHEAというステロイドホルモンの代謝物で、体の代謝を高める効果があります。DHEAは、まだ胎児の時に大量に作られて、成長するにしたがって少しずつ減っていきます。そして、20歳頃に再び大量に作られますが、それ以降は減少していくだけになります。
DHEAが減るということは同時に、7-KETOも少なくなります。つまり、年齢とともに代謝が低くなり、脂肪燃焼の能力が低下するのも7-KETOが足りなくなるからなのです。
7-KETOでダイエットを効率化
1958年に発見された7-KETOは、現在はサプリメントなどにも配合されています。
人を対象とした実験では、8週間に渡り90分間の軽い運動と合わせて7-KETOを服用した結果、服用しなかったグループと比べて、3倍の体重と体脂肪の減少がみられました
服用によって、代謝が上がるのが確認されたのです。
元々が体内で生成されるホルモンのせいか、今現在においても副作用の報告はありません。 安全性については、アメリカ食品医薬品局の審査を通っています。
ただし、ホルモンは過剰摂取をすると、体に思わぬ不調が出現する可能性があります。心配な方は、医師に相談してから服用を開始してください。