2021年10月30日から公開されている映画『老後の資金がありません!』を観ました(鑑賞日:2021年11月6日)
解説
垣谷美雨の同名ベストセラー小説を「狗神」(2001)以来20年ぶりとなる天海祐希の単独主演作として映画化。
家計に無頓着な夫の章、フリーターの娘まゆみ、大学生の息子・勇人と暮らす平凡な主婦・後藤篤子は、あこがれのブランドバッグも我慢して、夫の給料と彼女がパートで稼いだお金をやり繰りし、コツコツと老後の資金を貯めてきた。しかし、亡くなった舅(しゅうと)の葬式代、パートの突然の解雇、娘の結婚相手が地方実業家の御曹司で豪華な結婚式を折半で負担、さらには夫の会社が倒産と、節約して貯めた老後の資金を目減りさせる出来事が次々と降りかかる。そんな中、章の妹・志津子とのやりとりの中で、篤子は夫の母・芳乃を引き取ることを口走ってしまう。芳乃を加えた生活がスタートするが、芳乃の奔放なお金の使い方で予期せぬ出費がかさみ、篤子はさらなる窮地に立たされてしまう。
監督は「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」の前田哲。
家計に無頓着な夫の章、フリーターの娘まゆみ、大学生の息子・勇人と暮らす平凡な主婦・後藤篤子は、あこがれのブランドバッグも我慢して、夫の給料と彼女がパートで稼いだお金をやり繰りし、コツコツと老後の資金を貯めてきた。しかし、亡くなった舅(しゅうと)の葬式代、パートの突然の解雇、娘の結婚相手が地方実業家の御曹司で豪華な結婚式を折半で負担、さらには夫の会社が倒産と、節約して貯めた老後の資金を目減りさせる出来事が次々と降りかかる。そんな中、章の妹・志津子とのやりとりの中で、篤子は夫の母・芳乃を引き取ることを口走ってしまう。芳乃を加えた生活がスタートするが、芳乃の奔放なお金の使い方で予期せぬ出費がかさみ、篤子はさらなる窮地に立たされてしまう。
監督は「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」の前田哲。
【感想】
この映画、映画館の予告を観たときに、公開したら観たい
と思っていました。国は『老後2,000万円が必要だ』と言っていましたが、「これには医療費や介護費は入っておらず、本当に必要なのは4,000万円です」と言う経済ジャーナリストの萩原博子さんの映像から始まります。

老後には4,000万円も必要だと言われたら、目の前が真っ暗になります。劇中の「50代で700万しか貯金がない夫婦なんて他にいるのかしら
」と言うセリフには、世間の50代夫婦は700万よりもっと貯金があるのか
と思ってしまいました



全体的にはコメディタッチですが、老後資金のことだけでなく、熟年での失業や各種冠婚葬祭費用の相場、特殊詐欺の手口まで、考えさせられるテーマが沢山散りばめられていて、身につまされる内容でした。老後の不安がコミカルに描かれていて笑ってしまうけれど、笑えない現実もあって、しみじみとさせられました。
お金が無ければ、何を残して何を捨てるのか




主演の天海祐希さんはわたしと同い年なので、リアリティがありました。また、エンドロールに流れた氷川きよしさんの主題歌『Happy!』が映画のストーリーと合っていてとても良かったです
