2020年12月25日からDisney+で配信されている映画『ソウルフル・ワールド』を観ました(鑑賞日:2021年1月2日)
【感想】
毎年お正月は映画を観るのが楽しみなのですが、今年は観たい作品もあまりない感じでした。世の中的には、『劇場版「鬼滅の刃」 無限列車編』か『映画 えんとつ町のプペル』なんでしょうけど、わたしは『鬼滅の刃』は漫画もテレビも映画も一切観たことがありません

そんな折、Facebookの友達さんが『ソウルフル・ワールド』を観ました!と投稿をされていました。なんだか面白そうと思いましたが、映画館で公開されていない
なぜかと思ったら、新型コロナウイルス感染拡大により劇場公開を断念し、Disney+(ディズニープラス)での独占配信に切り替えたんですね。

観るのを諦めようかと思いましたが、Disney+は月額700円が初月無料と知り、入会し鑑賞しました。
主人公の音楽教師が誤ってマンホールに落下してすると、そこは生まれる前に「どんな自分になるか」を決める“魂(ソウル)の世界”だったところから始まります。
生まれる前の世界で、何を目的に人間になるのかわからないソウルたちは、音楽や文学、化学、体操といった様々なことにチャレンジし、夢や情熱、興味など自分の人生を輝かせてくれる“人生のきらめき”を見つけることで、人間の世界に生まれることができる。そのソウルたちが人間になる前に、どんな性格や興味を持つかを決めるために受ける講習が「ユーセミナー」。
ソウルたちが、食べ物やスポーツ、写真や音楽、様々な趣味趣向や職業体験をすることで、自分のやりたいこと=“人生のきらめき”を手にれてもらおうとする「万物の殿堂」など、設定がすごく面白いと思いました。
作品のテーマは、人は目的を持って生まれてきたのか


生きる意味について語る主人公に、カウンセラー・ジェリーはこう言いました。
生きる意味など必要ありませんが
“きらめき”は生きる意味ではありません
“人生のきらめき”は、いつどこで出会うか分からないもの。人生は、毎日の積み重ねだということですね

映画の中で出てきた、人生を生きる意味を見失った「迷子のソウル」。まさにうつ状態なのですが、そのうつ状態は灰のようになった人のように描かれていました。そんなうつ状態のソウルたちを救う「国境なき神秘主義団」も活躍していました。
ラストもハートフルな終わり方で、映像も美しく、ジャズの音楽も良かったですオススメの作品です
解説
ディズニー&ピクサーによる長編アニメーション。「インサイド・ヘッド」「カールおじさんの空飛ぶ家」を手がけ、ピクサー・アニメーション・スタジオのチーフ・クリエイティブ・オフィサーも務めるピート・ドクター監督が、人間が生まれる前の「ソウル(魂)」たちの世界を舞台に描くファンタジーアドベンチャー。ニューヨークに暮らし、ジャズミュージシャンを夢見ながら音楽教師をしているジョー・ガードナーは、ついに憧れのジャズクラブで演奏するチャンスを手にする。しかし、その直後に運悪くマンホールに落下してしまい、そこから「ソウル(魂)」たちの世界に迷い込んでしまう。そこはソウルたちが人間として現世に生まれる前にどんな性格や興味を持つかを決める場所だった。ソウルの姿になってしまったジョーは、22番と呼ばれるソウルと出会うが、22番は人間の世界が大嫌いで、何の興味も見つけられず、何百年もソウルの姿のままだった。生きる目的を見つけられない22番と、夢をかなえるために元の世界に戻りたいジョー。正反対の2人の出会いが冒険の始まりとなるが……。
Disney+で2020年12月25日から配信。当初は劇場公開予定だったが、2020年の新型コロナウイルス感染拡大により劇場公開を断念し、Disney+での独占配信に切り替えられた。日本語吹き替え声優は浜野健太、川栄李奈。