7月11日は「世界ベンゾ注意喚起の日 / World Benzo Awareness Day (BAD)」 です。
あなたはベンゾ系薬剤を服用していませんか?
また、そういう方をご存じないですか?
World Benzodiazepine Awareness Day (「世界ベンゾ注意喚起の日」“W-BAD”)ジャパンでは、厚生労働省への陳情や新宿でのチラシ配付、デモなどを計画しているようです。わたしも何かできないかと思いますが、仕事を休んでまでは行くことはできませんので、できるだけ多くの人に伝えていきたいと思います。賛同していただける方は、ぜひSNSなどで、拡散をお願いします。
W-BAD Japan 2017 「世界ベンゾ注意喚起の日」
W-BAD ジャパンでは、下記のイベントを実施する予定のようです。
上記Webサイトを参照。
・厚生省陳情訪問(参加者募集中!)
・チラシ配付作戦in新宿(参加者募集中!)
・行進やデモ(参加者募集中!)
・W-BAD 2017の共同創立者・代表者から民進党への手紙
世界ベンゾ注意喚起の日とは?
「世界ベンゾ注意喚起の日」――こんな呼びかけをしている人がいます。
皆さんの中にはご存じの方も多いと思いますが、ニュージーランドから日本にやってきたウェイン・ダグラスさん。彼は、アシュトン・マニュアルの日本語翻訳者でもあります。
ダグラスさんは今から十数年前、日本とニュージーランドの橋渡しを夢に来日しましたが、来日して間もなくの2000年、めまいの症状で耳鼻科系の日本の診療科を受診しました。そこで、医師による安易なベンゾジアゼピン処方を受け薬物依存に陥ったのです。
ダグラスさんはその後、この医原病による薬物依存を訴えるため裁判を起こしましたが、最高裁まで持ち込んだものの、結果は残念なものでした。日本における精神医療のずさんさだけでなく、ダグラスさんは、司法による医療裁判の難しさをも異国の地で、たった1人で体験したことになります。
さらに、裁判中に東日本大震災を経験、福島で原発事故にも遭遇しました。住む場所も仕事も失い避難所を転々としながら、その地獄のような裁判を支援者もないままたった独りで闘い続けました。
そんなダグラスさんが、ベンゾジアゼピン系薬物の危険性を世界に向けて発信しようと考えたのが、この「世界ベンゾ注意喚起の日」です。もともとは、2015年、 Oldham TRANX (向精神薬の離脱サポートグループ)の前会長 Barry Haslam 氏の発案によるもので、ダグラスさんはそれを引き継ぐかたちで今回の企画となりました。その記念すべき日は、あのアシュトン・マニュアルを作ったヘザー・アシュトン教授(英国、ニューカッスル・アポン・タイン大学名誉教授、臨床精神薬理学)の誕生日(7月11日)です。
ダグラスさんが一番訴えたいこと
まずベンゾという薬の危険性。
政府は何もやってくれないのだから、私自身が行動を起こさなければ解決にはならないこと。
この日を成功させるために、皆さんの力をあわせて行動する必要があります。
チラシを配ったり、マスコミに届けたり、ウェブサイトで広げたりする必要があります。
これまでのような受け身の姿勢では前進はありません。
これは社会を変える絶好のチャンスです。どうぞこの機会を逃さないで、
積極的に取り組んで欲しいと願います。