英国ニューカッスル大神経科学研究所のヘザー・アシュトン教授により、約十年前、ベンゾジアゼピン系の薬服用の危険性について、 「アシュトン・マニュアル」という論文が発表されました。日本での翻訳は2012年の8月に行われたものでネット上で回覧することが可能ですので、わたしもこれから読もうと思います。

 

■アシュトン教授が「ベンゾジアゼピン系の服用問題で訴えていること」
○服用することで・・過鎮静、薬剤相互作用、記憶障害、抑うつ、感情麻痺、耐性の形成、依存(つまり中毒)などが出る可能性があること。

○長期間の常用により、当初の効果を失います。そして不安症状は悪化し、服用前にはなかったパニック発作や広場恐怖、動悸などの身体症状、あるいは神経症状などが出現することがあります。

○一旦、依存に陥ると、薬からの離脱が非常に困難になる場合もあります。そして・・耐性がついたら、例えまだ薬を使用中であっても離脱症状が出現します。