昨日、映画『すーちゃん まいちゃん さわ子さん』を観に行きましたが、期待以上に良い作品だったので、感想を書くことにしました。あ、これから観る人はネタバレ注意ですよ
「すーちゃんシリーズ」
知らないし。王様のブランチの映画コーナーで紹介されたのは見たので、公開されることは知っていましたが、観るつもりは最初は無かったんです。東京では3月に公開になっていますが、地元ではようやく公開になり、なぜか急に週末に観たくなって、ネットでストーリーやレビューを読んだら、共感する
という声が多かったし、自分も観たいと思ったので、観たというわけです
もともと30代以上の女子向けの映画と思ったのですが、アラフィフ男子
あえて「男子」と言う
のわたしが観ても共感度No.1の映画でした
登場人物たちの台詞には、所々「ある、ある」と何度も頷いてしまいました
もう一つは、すーちゃんの台詞。カフェの店長になり、一見順調そうな人生だけど、独身のまま、そして老後に蓄えを残すほどには収入がない状態で生きていくことに、「自分の将来はどうなってしまうんだろう」と不安を覚えるすーちゃん。ラストシーンで、すーちゃんがまいちゃんとさわ子さんに宛てた手紙が読まれるシーンがあるんですが、“追伸”が心に沁みました
遠い未来のためだけに、今を決めすぎることはない。
わたし自身も、遠い未来が今ここにいる自分を窮屈にしているんだなぁと思いました。「遠い未来のためだけに、今を決めすぎることもない」と開き直ることも必要なんだと思いました。すーちゃんの台詞に助けられた気がします
心許せる気兼ねない友達の存在をうらやましく思うと共に、最後の三人の笑顔を観て明日への元気を分けてもらった、そんな気持ちになりました
オススメの映画ですよ
余談ですが、今作に登場する男性陣が何とも情けなくて、同性からみても恥ずかしかったです

すーちゃん(柴咲コウ)、まいちゃん(真木よう子)、さわ子さん(寺島しのぶ)の3人は、かつてのバイト仲間。十数年たった今でも友情が続いている。
カフェに勤務するすーちゃんは最近、職場のマネージャーが気になる。OA機器メーカーに勤めるまいちゃんは、不毛な恋愛が継続中。WEBデザイナーのさわ子さんは、母と二人で祖母の介護の日々。3人はそれぞれが選んできた道に迷いながらも、少しの幸せを見つけて生きていく。
仕事などに揺れる30代の女性の日常を描いた益田ミリの人気コミック「すーちゃん」シリーズを映画化。
「すーちゃんシリーズ」



もともと30代以上の女子向けの映画と思ったのですが、アラフィフ男子




「ある、ある」と頷けたり、考えさせられる台詞は他にもたくさんあったのですが、特に印象に残っているのは、まいちゃんの台詞。不倫を清算し、人生の軌道修正にかかり、結婚相談所に入会して、とんとん拍子で相手が見つかり退職し、結婚し、妊娠までしたのに、なぜか浮かない表情のまいちゃんの呟き

時々思う、捨てた方の人生の続きも“あり”だったんじゃないかなぁって…
に、なぜかシミジミしてしまいました
わたしは転職も多くしているので、「あのとき、辞めなかったらなぁ」と思うこともありますが、一番は、うつ病になって“捨てた方の人生”のことを考えてしまいました。もし、うつ病に罹らずにいたら今頃どんなだったかな

に、なぜかシミジミしてしまいました




遠い未来のためだけに、今を決めすぎることはない。
わたし自身も、遠い未来が今ここにいる自分を窮屈にしているんだなぁと思いました。「遠い未来のためだけに、今を決めすぎることもない」と開き直ることも必要なんだと思いました。すーちゃんの台詞に助けられた気がします

心許せる気兼ねない友達の存在をうらやましく思うと共に、最後の三人の笑顔を観て明日への元気を分けてもらった、そんな気持ちになりました


余談ですが、今作に登場する男性陣が何とも情けなくて、同性からみても恥ずかしかったです
