失業率、横ばいの4.9%=求人倍率0.61倍に改善-1月
総務省が1日発表した労働力調査によると、1月の完全失業率(季節調整値)は前月と同じ4.9%だった。一方、厚生労働省が発表した同月の有効求人倍率(同)は、前月比0.03ポイント上昇の0.61倍と、9カ月連続で改善した。0.6倍台は2009年1月(0.64倍)以来2年ぶり。
完全失業者数は前年同月比14万人減の309万人と8カ月連続で前年を下回った。就業者数は9万人減の6204万人だった。
有効求人倍率はハローワークで仕事を求める人に、1人当たり平均何件の求人があるかを表す。同倍率はリーマン・ショック後の不況を受け、09年後半に過去最低の0.43倍を記録した後、回復傾向をたどっている。正社員に限定した1月の同倍率は、前年同月を0.11ポイント上回る0.40倍だった。
(時事ドットコム)