メンタルヘルスマガジン「こころの元気+」最新号本が自宅に届きましたので、紹介します。10月初旬には届いていたのですが、ブログへのアップが遅くなってしまい、すいませんゴメン

この本はメンタルヘルスマガジンという名の通り、うつ病や躁うつ病、統合失調症などの精神疾患をかかえる本人向けの雑誌です。なかなか精神疾患を取り上げて毎月発行される本は無かったし、何より同じ病気をかかえて闘病生活を送っている人たちの声が聞ける唯一の本です。

毎号の特集はもちろん、質問コーナーや薬についての話、働いてる人の事例紹介などなど、いつも楽しみに読ませてもらっています。そしていろいろ参考になっていますニコニコ

もし、まだ「読んだことが無い!」という方は、ぜひ読まれることをお勧めします。購読の申し込みは、下記のホームページからできます↓

うつ病や統合失調症の方への情報誌|コンボ

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特集は「気持ちがわかる接し方」です。

具体的には、
・心の病気ボタンは、人の温かさで固くなるんです
・困ったときの接し方
・統合失調症の海をゆく
・親もストレス感じます
・お互いまきこまれる関係を変える
・親自身の健康も大切
について書かれています。家族の経験を踏まえた特集になっています。

「わが家の母はビョーキです」と「わが家の母はビョーキです2」の作者、漫画家の中村ユキさんは、インタビューで、精神疾患は脳の病気とか心の病気と言われるが、この二つはイコールではないと、言っています。この二つの関係がうまい具合に漫画で説明されています。「心の関わることって、ものすごくたくさんある。人間関係とか、恋愛とか、ご飯を食べることだってそうです。だから、私は心のほうを重視して治療していかないと回復と安定には向かっていかないという気持ちでいます。」そして、統合失調症の再発のイメージを漫画で説明されているのですが、これが実にナイスな説明です。

回復力を高める接し方を全国で紹介しているSSTリーダーの高森信子さんは1問1答形式で具体的に答えています。これが実際に使ってみると魔法のように効くのです。ご家族の方でも専門家の方でも、当事者の方でも、ぜひ使って欲しいです。家族の当事者本人に対する接し方、家族の家族に対する接し方、当事者の生活の上での困りごと、それぞれ家族SSTリーダーを数多くこなしてきた高森さんの「まるっと受け止めて未来へつなげる」やり方が具体的に紹介されています。ぜひ応用してみてください。

今月の連載記事では、遊佐安一郎先生の「境界性パーソナリティ障害とつきあう」と、ちょっとオススメのコーナーの「精神科セカンドオピニオン2-発達障害への気づきが診断と治療を変える」が、分かりやすくてよかったと思います。

今月の漫画はまつもとあけみさんの「うつまま日記」です。

表紙の今月のモデルは、なんと機動戦士ガンダムのセイラ・マスのキャラクターでコスプレした小林絵理子さんです。撮影中はカメラマンのRyokoさんと一緒に「ふりむくなアムロ」を歌ったそうです。

※一部【コンボお知らせメール便】「こころの元気+10月号発行のおしらせ」より引用させていただきました。

天国はまだ遠く~うつ病とワーキングプアからの脱出~-こころの元気+(2010年10月)