映画「花のあと」公式サイト


武家の娘が刀に託した亡き人への思い


【解説&ストーリー】
女剣士の敵討ちを描いた藤沢周平の同名短編小説を映画化。時代劇初出演の北川景子が、半年にわたり殺陣と所作を特訓し、奥ゆかしさと激しさを併せ持つ女剣士を演じている。

江戸時代、海坂藩の女剣士として名を馳せていた以登(北川)は藩内一の剣の名手、孫四郎(宮尾俊太郎)にひそかな思いを抱きながら、許嫁、才助(甲本雅裕)との結婚を目前に控えていた。だが、孫四郎が自害したことを知り、以登は才助の協力を得て死の真相を調べはじめる。

[劇場公開日/2010.3.13][DVDレンタル日/2010.9.19]

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【感想】
主演の北川さんは、運命に従うも、芯の強い女性を上手く演じていたと思います。ちょっと、表情のバリエーションが少ないのは気になりましたが、目力は感じました。時代劇向きではないのでは?と心配もあったのですが、意外や意外彼女の頑張りに拍手ぱちぱち障子の開け方に始まり、彼女の所作の正確さや竹刀を持った立ち姿は見事でした。殺陣も本作のために半年間殺陣の稽古を積んだと知り、見上げた女優根性だと思いました。本作は彼女の凛々しい剣士ぶりを観るだけでも一見に値すると思いますGOOD。

また、ところどころに出てくる、四季折々の風景、特に、始めと終わりの桜のシーンは、目の保養になりました。

法律で裁くのではなく、信念と愛情で敵を討つという時代劇。後味の良い映画でした。

ラストに流れる一青窈さんの歌も、映画タイトル(原作タイトル)をそのまま曲名にしただけのことはあって、映画にぴったりの名曲ですナイス ないす 

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