松田公太さんと言えば、タリーズコーヒーの創業者ですが、松田さんの著書「すべては一杯のコーヒーから」を読んだのが、今から8年前のことでした。タリーズコーヒージャパンの起業の話が書いてありましたが、松田さんのタリーズに懸ける熱い想いに大変胸を打たれたことを覚えています。
Part1~5までの5つの章に分かれて書かれていますが、Part1では「チャンスとピンチの物語」と題して、“チャンス”と“ピンチ”という名の2匹の犬の物語が書かれています。
Part2では、Part1で書かれた2匹の犬の物語に込められている「ピンチのときこそ、チャンスである」ということについて書かれています。そしてもう一つ、物語に込められた「チャンスは一瞬にしてピンチに変わりうる」ということも書かれています。
Part3では、2匹の犬も物語を振り返りながら、松田さん自身の体験や身近なエピソードを交えて「ピンチをチャンスにするにはどうすればいいか」「チャンスをピンチに変えてしまわないために必要なことはなにか」について書かれています。その中で印象に残ったのは、「まずやってみる」ことの大切さ。特にピンチを迎えた局面では、何かしら行動を起こさなければ、状況が好転することはないということ。仕事探しの例が書かれていましたが、『私は、「やりたいこと」や「やれること」しかやろうとしないのは、自分からチャンスを遠ざけるに等しいことだと思います。一度、その殻を破って挑戦してみれば、そこには新しい世界が開けているかもしれないのです。』今まで自分も「やりたいこと」や「やれること」しかやろうとしなかったので、とても印象に残りました。行動を起こすことは、ピンチをチャンスに変えるための最初の鍵なんだと実感しました
また「最悪な状況を乗り越えたところまでイメージする」では、『実際に失敗したらどうなるか、具体的にイメージしてみることは大切です。しかし、より重要なのは、苦境のみを想像するのではなく、その苦境の中で自分がどう頑張るかを考えてみること。さらに、その先にある「苦境を乗り越え、成功している自分」までイメージすることなのです。』にもなるほど・・・と思いました。今まで自分は、苦境のイメージを想像しては希死念虜が湧いてきていましたが、苦境を乗り越えた先までをイメージすることが大事なんだと思いました。
Part5では、人生の「目的」について書かれています。『「人生の目的」というと、何か壮大なものでなければと思ってしまう人もいるでしょう。しかし、たとえば「家族を幸せにする」というのも、「自分が長年住んでいる町の人々が喜ぶ顔を見たい」というのも、立派な目的だと思います。そしてもう一つは、「いま、目的がないからといって気にしたり心配したりする必要はない。一所懸命に生きていれば、目的は見つかる」ということです。』私もうつ病を発病してから、人生の目的を見失ったままだったので、この言葉には少し安心しました
いろんな意味で読んだ後、勇気が湧いてきました
また読み返したいと思います
なのになぜ、チャンスばかりの人生と、ピンチばかりの人生に分かれるのか?
1968年12月3日生まれ。5歳から17歳の大半をアフリカとアメリカで過ごす。90年筑波大学国際関係学類(現・国際総合学類)卒業後、三和銀行(現・三菱東京UFJ銀行)入行。96年三和銀行を退行。97年タリーズコーヒー1号店を銀座にオープン。98年タリーズコーヒージャパン株式会社を設立。2001年ナスダック・ジャパン(現・ヘラクレス)に株式を上場。04年MBOにより非上場化。07年タリーズコーヒージャパン株式会社代表取締役社長を退任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
- すべては一杯のコーヒーから/松田 公太
- ¥1,365
- Amazon.co.jp
Part1~5までの5つの章に分かれて書かれていますが、Part1では「チャンスとピンチの物語」と題して、“チャンス”と“ピンチ”という名の2匹の犬の物語が書かれています。
Part2では、Part1で書かれた2匹の犬の物語に込められている「ピンチのときこそ、チャンスである」ということについて書かれています。そしてもう一つ、物語に込められた「チャンスは一瞬にしてピンチに変わりうる」ということも書かれています。
Part3では、2匹の犬も物語を振り返りながら、松田さん自身の体験や身近なエピソードを交えて「ピンチをチャンスにするにはどうすればいいか」「チャンスをピンチに変えてしまわないために必要なことはなにか」について書かれています。その中で印象に残ったのは、「まずやってみる」ことの大切さ。特にピンチを迎えた局面では、何かしら行動を起こさなければ、状況が好転することはないということ。仕事探しの例が書かれていましたが、『私は、「やりたいこと」や「やれること」しかやろうとしないのは、自分からチャンスを遠ざけるに等しいことだと思います。一度、その殻を破って挑戦してみれば、そこには新しい世界が開けているかもしれないのです。』今まで自分も「やりたいこと」や「やれること」しかやろうとしなかったので、とても印象に残りました。行動を起こすことは、ピンチをチャンスに変えるための最初の鍵なんだと実感しました

また「最悪な状況を乗り越えたところまでイメージする」では、『実際に失敗したらどうなるか、具体的にイメージしてみることは大切です。しかし、より重要なのは、苦境のみを想像するのではなく、その苦境の中で自分がどう頑張るかを考えてみること。さらに、その先にある「苦境を乗り越え、成功している自分」までイメージすることなのです。』にもなるほど・・・と思いました。今まで自分は、苦境のイメージを想像しては希死念虜が湧いてきていましたが、苦境を乗り越えた先までをイメージすることが大事なんだと思いました。
Part5では、人生の「目的」について書かれています。『「人生の目的」というと、何か壮大なものでなければと思ってしまう人もいるでしょう。しかし、たとえば「家族を幸せにする」というのも、「自分が長年住んでいる町の人々が喜ぶ顔を見たい」というのも、立派な目的だと思います。そしてもう一つは、「いま、目的がないからといって気にしたり心配したりする必要はない。一所懸命に生きていれば、目的は見つかる」ということです。』私もうつ病を発病してから、人生の目的を見失ったままだったので、この言葉には少し安心しました

いろんな意味で読んだ後、勇気が湧いてきました



商品の説明(Amazon.co.jpより)
内容紹介
人生の選択に間違いはない。なのになぜ、チャンスばかりの人生と、ピンチばかりの人生に分かれるのか?
13年前、タリーズコーヒーをたった一人で日本に根付かせ、
挑戦が日常だという著者が明かす「人生のヒント」が満載の本。
・小さな一歩を踏み出せば、大きな目標でも達成できる
・失敗したらルールを決める
・まず、やってみることで、状況は一変する
・ライバルが強力だとチャンスは大きくなる
・難易度が高い状況には必ずチャンスが隠れている
・軸からぶれないことが一番強い
・目先の条件に流されてはいけない
・勝ちパターンを忘れよ
・反対意見が出ないときほどピンチに変わる
・悪評の人がチャンスを運んでくることは意外に多い
等々、いますぐチャレンジしたくなるような発想や考え方を紹介!
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
松田 公太1968年12月3日生まれ。5歳から17歳の大半をアフリカとアメリカで過ごす。90年筑波大学国際関係学類(現・国際総合学類)卒業後、三和銀行(現・三菱東京UFJ銀行)入行。96年三和銀行を退行。97年タリーズコーヒー1号店を銀座にオープン。98年タリーズコーヒージャパン株式会社を設立。2001年ナスダック・ジャパン(現・ヘラクレス)に株式を上場。04年MBOにより非上場化。07年タリーズコーヒージャパン株式会社代表取締役社長を退任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)