自殺対策緊急プランを決定=政府
政府は5日、関係閣僚による自殺総合対策会議(会長・平野博文官房長官)を国会内で開き、「いのちを守る自殺対策緊急プラン」を決めた。昨年の自殺者数が12年連続で3万人を超えたことを受けた措置。1年間で最も自殺者が多い3月を対策強化月間と定め、啓発キャンペーンに力を入れる。
昨年11月に策定した「自殺対策100日プラン」を基に、各省庁が連携して取り組む施策をまとめた。具体的には、ハローワークや商工会議所で、心の健康や債務に関する相談を実施。また、地方自治体の自殺対策担当者を集めた会議を今月中に開き、自殺防止策についての情報共有を徹底する。自殺が起きやすい駅のホームで柵を整備するなど、中長期的な対策も盛り込んだ。
(時事ドットコム)