映画「アバター」オフィシャルサイト
究極のオリジナリティが映画の常識を覆す
【解説&ストーリー】
キャメロンが自身のビジョンの再現を追求した「アバター」は、人類が科学技術を駆使して宇宙に飛び出した22世紀が舞台のSFアクション。地球から5光年離れた衛星パンドラの特殊な鉱物を採掘し、ばく大な利益を得ようとする人類はあるプロジェクトを開始。その特殊任務のため、パンドラへ飛んだ青年ジェイクは、壮大な冒険の中で、先住民と出会う。
ジェイクが得る新たな肉体アバター=分身やユニークなメカといったSF設定の妙とスケールの大きなアクション、ドラマチックなロマンスなど、いかにもキャメロンらしい要素が満載。加えて、最新技術による3D映像も楽しみ。
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【感想】
3D版が公開されていたようですが、地元の映画館で公開されていた所は無かったと思います。なので、普通に2D版?を観ました

典型的な「ミイラ取りが、ミイラになる」と言うストーリーの作品ですが、構想と制作に長時間掛けている事もあり、流石に単調な話にはなっていません。舞台となる惑星パンドラには、恐ろしげな動物がたくさん生息しているが、それらの動物とナヴィが共生をしていたり、ナヴィが不思議な植物?を通して祖先との繋がりを脈々と受け継いでいるなど、ナヴィの生活を描くことで、見るものを飽きさせない工夫がされています。
今回の地球人が資源を求めて力任せに攻めて行くと言う構図は、地球人=アメリカ、ナヴィ=イスラム社会、あるいは、もう少しやさしい表現をすればアメリカ以外の勢力と置くことができるなぁなどとも思ってしまいました。つまり、今のアメリカの置かれている状況を、SF映画と言う姿を借りて浮き彫りにしているのだろうかなどと余計なことを考えてしまいました

そんな事は置いておくとして、ジェイク・サリー役のサム・ワーシントンは、いい演技していますね。それと意外に良かったのが、海兵隊の大佐役のスティーヴン・ラング。数々の死線をくぐって来た、勇猛果敢な海兵隊の大佐と言うイメージピッタリです。彼が、サム・ワーシントンの反対側の役でいた事で、この作品が物語として上手く成立しているのだと思います

この映画、かなり良く出来ているんですが、突っ込みどころも意外にあります。DNAを融合してアバターが作成できたり、何らかの方式で精神融合出来る技術もあるのに、何で攻撃兵器は、普通の銃に、ミサイルなんでしょうね?それに、兵士達の服装は、現代の迷彩から全く改善されていないのか?22世紀の話にしては、その辺りの事が少し残念だったカナ


