映画「カイジ 人生逆転ゲーム」公式サイト

負け犬のままでいいのはてなマークダメダメ人生に決別せよビックリマーク

【解説&ストーリー】
福本伸行のベストセラー・コミックを藤原竜也主演で実写映画化。多額の借金を抱え込んでしまった負け犬青年が、人生の一発逆転をねらって命懸けの勝負に挑む。原作で描かれたゲームのスリリングな駆け引きはそのままだが、登場するゲームを3種類に絞り込むことで、ストーリー展開のテンポや、ゲームの緊迫感をアップさせている。

夢も希望もない生活を送っていたビンボー青年カイジのもとに、イカツイ部下を連れた金融会社の女社長、遠藤が身に覚えの無い借金の取り立てにやってくる。雲隠れした友人の保証人になっていたことで多額の借金を背負わされてしまった彼は、一夜にして大金を得られるという遠藤の話に心動かされ、港に停泊する豪華客船、エスポワールに乗り込む。しかし、カイジを待ち受けていたのは、負ければ命の保障すらない過酷なゲームだった。

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【感想】
原作コミックは読んでいませんが、映画の予告を観て、 夢も希望もない生活を送っていたフリーター青年カイジがどうやって、それまでの人生と決別し大逆転するのか?と、カイジと同じダメダメ人生を送っている私には興味が湧いて、観に行きました映画

前半は落ちていくダウンばっかりで暗い映画を見に来たなと思っていましたが、後半からは手に汗握る展開で 題名で何となく結果はわかっているのに はらはらドキドキしながら観ていました。“人生逆転ゲーム”とあるようにカイジを始めとする“負け犬たち”が人生を“じゃんけん”や“鉄骨渡り”などのゲームで一発逆転を狙うとい うこと自体にどこか今の社会の堕落した部分が浮き彫りになっているようで面白かったし、地下の過酷な労働環境で働かされている労働者たちが描かれているという点で、この作品は現代の 「蟹工船」とも見ることができました。利根川がカイジらに言い放つ「世間はお前らの母親じゃない」「金は命より重い」・・・など下流生活者がズキリとなる名セリフ満載でしたがーん

出演者に一人も外れがなく、このとんでもないストーリーにリアリティを与えています。藤原竜也さんは、すごく良いのだけど、少し大袈裟な演技かな~という気も。悪いヤツが、何人か出てきます。悪の組織でのし上がって人の心を持たない、香川照之さん演じる利根川。皆の憎しみを一身に受ける役を熱演。地下で負け組達を束ねる、松尾スズキさん演じる班長。こういう「小悪党」の、良い人面して、ずる賢くて、セコイ、 イヤラシさを好演。天海祐希さん演じる、町金。とことん悪くなくても、迫力ある女性。山本太郎さんの、憎たらしさ。友情出演の松山ケンイチさん、良かった ですニコニコ

人生逆転ゲームと副題がついているけれど、「勝ち組」だとか、「負け組」だとかじゃなくて、「何が大切か」をわかること。他にも、人生教訓が色々出てきます。ハラハラドキドキ恐くて、でも、教訓ありの、社会派エンタメ作品でしたグッド

ただ、あれだけの人を簡単に陥れた割りに最後の爽やかさが妙で、どうしてもラストのストーリーの軽さはモヤモヤする作品であったと思いますモヤモヤ



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天国はまだ遠く~うつ病からの脱出~-カイジ 人生逆転ゲーム