突然ですが、あなたは草食系、それとも肉食系ですか?

草食系とか肉食系って、恋愛の話だけかと思ったら、ビジネスマンにもあったんですね。そういえば、昨日書いた山田真哉氏も「草食獣的テンションの低さで・・・」とありましたね。
この本は、精神科医の奥田弘美さんが書いた本ですが、サブタイトル「心に負担をかけずに働いていける24の方法」というのが気になって、立ち読みしたら役立ちそうなことが書いてあったので、買ってしまいました。
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草食系ビジネスマンはどんなビジネスマンかというと・・・・・・
●能力がないわけではないが、出世、成功、お金などをガツガツ貪欲にもとめない。
●野心や競争心をあまり抱かず、仕事は受身的に淡々とこなしていく。
●見るからに真面目で誠実。そして周囲との調和をとても大切にする。
●「俺が俺が」と自己PRすることや、自己主張がどうも苦手。

で、自分を「草食系」だと判断したあなたは、なんとなく会社や仕事がつらくなっていませんか?私が出会う草食系ビジネスマンたちには、職場のストレスに悩んでいる人が多いのです。
本書は、巷にあるような「もっと頑張れ」と叱咤激励する熱血ビジネスマンの類ではありません。草食系ビジネスマンをさまざまな角度から分析し、弱点をカバーしながら、その良さ、強みを活かす方法を提案していく書です。
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うつ病になる前の私だったら、自己主張はするわ、ガンガン仕事はするわ、野心はあるわ・・・で、きっと肉食系だったと思いますが、うつ病になった今は、すっかり草食系になったように思います。この本で書かれているストレス対処術がなかなか参考になることが多いので、何回かに分けて、紹介していこうと思います。
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「会社に楽しみをもとめない」という考え方

「会社では楽しくなくて当たり前。仕事は面白くないのが普通」と、割り切ってみませんか?そうです、開き直ってしまうのです。私たちは物心ついたときから、「生きがいになるような仕事が理想的」「職場は楽しくあるべき」「仕事を通じて、良い仲間を得たり、自分が成長できる」というメッセージをあちらこちらから受け取ってきました。その結果、私たちは、仕事や会社に対して、やりがいや楽しさ、自己の成長などが感じられないと、不満や悩みを持ってしまうわけです。

「期待値ゼロ」なら淡々と働ける

私は、いつも「会社では楽しくなくて当たり前。仕事は面白くないのが普通」という期待値ゼロで、仕事に臨むように意識しています。「ある程度快適に仕事ができて、お金がもらえて、社会人としてのキャリアが途絶えなければいい」そんな感じです。すると意に反して、その職場が楽しければ、すごく幸せを感じますし、そうでなくても落ち込んだり悩んだりせずに、淡々と仕事に向かうことができるのです。

「生きがい」を仕事にもとめなくてもいい

もちろん、仕事に自己実現や楽しさをもとめる意識が悪いわけではありません。ですが、この意識があるがゆえに、現実の仕事や会社が自分の思い描く理想に反していると、悩みやつらさを感じやすくなるのも事実です。生きがいや楽しさ、自己成長は、職場や仕事で求めなくてもいいのです。プライベートや趣味の分野で追及することも可能です。何をしても、どうやっても、会社が楽しくない、仕事にやる気がおこらない・・・・・・と感じているあなたは、とりあえず「期待値ゼロ」に戻して、自分に求められている最低限の仕事だけは粛々とこなしましょう。

会社や仕事に対し、
あえて「期待値ゼロ」にしてみる。

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かなり抜粋してるので、ホントはもっといろいろ交えて書いてあるんですけどね。私はうつ病になる前は、仕事=人生と考えて、仕事に生きがいを求めていました。でも、結果的にそれがストレスになって、うつ病になったのかもしれません。うつ病になってからは、仕事≠人生と考えるようにしていますが、やはり仕事を選ぶ際は、やりがいとか自己実現とかを考えてしまいます。でも、筆者の言うように「期待値ゼロ」にしてみることも必要かなと思いました。とりあえず、今のバイトも「期待値ゼロ」でやってますが、あまり淡々と仕事をしてると、「上司に言われたこと」 のようなことも起きちゃいますから、気をつけないといけませんね(*⌒∇⌒*)

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