ドルが安くなる真の原因は金融危機ではありません。戦争に金がかかるから

 昔、ドル円は360円でした。そのドル円が変動制になって、最初の大きな底値は 177.06 円。ここまで下がるのにかかった期間は7年2ヶ月。ベトナム戦争の末期でした

 その後ドル円は、277.66 円まで上がり、プラザ合意で 121.10 円まで下がりました。この期間は6年1ヶ月。冷戦がピークでリビアやグレナダと紛争をしていた頃

 そしてドル円は、1990年4月に160.20 円まで上昇。史上最安値の 79.75 まではちょうど5年間。これは湾岸戦争があった時期

 今回はアフガニスタン紛争とイラク戦争がありました。ドル円は2年足らずで87円まで下がりましたが、本当の底値はまだまだこんなものではないでしょう

・レジスタンス(11/23)

(1) 89.54 11/17 高値
(2) 89.59 10/27 92.33 -> 11/12 90.60 の超短期下降トレンドライン
(3) 90.50 08/10 97.72 -> 10/27 92.33 の短期下降トレンドライン
(4) 91.29 11/04 高値
(5) 92.33 10/27 高値
(6) 92.54 9/21 高値
(7) 94.65 04/06 101.44 -> 08/07 97.78 の中期下降トレンドライン
(8) 95.80 2007/06/22 124.12 -> 2008/08/15 110.66 の長期下降トレンドライン
(9) 101.44 04/06 高値

・サポート(11/23)

(1) 87.99 10/07 安値
(2) 87.10 01/21 安値
(3) 87.03 11/02 89.19 から引いた超短期下降トレンドラインとの平行線
(4) 86.26 03/19 93.54 から引いた中期下降トレンドラインとの平行線
(5) 81.24 05/22 93.85 から引いた短期下降トレンドラインとの平行線
(6) 79.75 1995/04/19 史上最安値
 ドル円、クロス円が直近の安値に近づいてきました
 今年はじわじわと安値を切り上げているので、安値の下にはロング派のストップがあるはず。ストップが連鎖して一気に急落するかもしれません

 ユーロ円の下落トレンドが明確になった場合、次の下値目処は125~126 円あたり
 ユーロドルの次の下値目処は1.46 あたりだから、そのときのドル円は 125 / 1.46 = 85.6 円程度まで下がる計算

 そこを下抜けた場合....

 ユーロ円の次の下値目処は今年安値の112 ~113 円あたり
 ユーロドルの次の下値目処は1.37 あたりだから、そのときのドル円は 112 / 1.37 = 81.7 円程度まで下がる計算

 ユーロ円のクライマックスでは5~6円くらい、ドル円も3円くらいは1日で動くことがありますので、ドル円85円台、ユーロ円125円台までは早いかもしれません
  金価格は現在 1,150 ドルまで上昇しているが、バイロン・ウィーン氏が「2009年びっくり10大予想」の中で金価格が 1,200 ドルまで上昇することを予想していました

http://blog.livedoor.jp/okt_gokon_...
http://uedaharlowfx.weblogs.jp/gol...

 この中で次の予想は既に実現済です。

・原油価格は1バレルあたり80ドル ⇒ 10/20に80ドル越え
・米国10国債の利回りは4% ⇒ 6/9 に 4.01 まで上昇
・中国の成長率は7% ⇒ 本日 8.3% に上方修正

 S&P が1,200 まで上昇という予想も、現在 1,100 ドル台なのであと一歩というところ

 ただ金価格は S&P とは違い、史上最高値を更新しながら3ヶ月で3割も上がっています
 調整が始まると1,000ドル割れまでは速いかもしれません