「人前で話すの苦手」
多くの人が、そう言います。
でも、親しい友人と会った時、自然に言葉が出てきませんか?
初めてのデートや、ましてや別れ話は、さておき。
「明日何を話そう」「何から話そう」と、そんなに、悩まないように思います。
日本の発話教育は、普段の会話と、人前での話を、違うものにしてしまいました。
子供の頃を思い出してほしい。
例えば、小学校の音楽会で生徒代表の挨拶。
「お母さん、今日は来てくれてありがとう」が
「みなさん、来てくださって、ありがとうございます」となるくらい。
相手が家族や友人ではなく、不特定多数になったり、敬語や丁寧語を使ったり
そんな違いはありますが、
直立不動で「今日わぁ、私たちのぉ、音楽会にぃ」
そんな話し方はしなくていいよ、お友達に話すように話していいんだよ、と教えて
あげてほしいと願います。 普通に、話しましょう。
もちろん、多くの人がいる、高いところに立ってる、なんていうことはあるかもしれ
ませんが、本当に自分の言葉なら、緊張しつつ、なんとか話せるように思うのです。
子供の頃からの体験が、人前で話す時の必要以上の緊張感を植え付けられてし
まったんじゃないかしら。