ラジオで喋ってみたら、けっこう、うまく喋れた。
それで、「プロ」と名乗るのは、ちょっと違うと思う。そんな話をしました。
その続き、です。
コミュニティFMができて、ラジオパーソナリティを名乗る人が増えました。
ゲスト出演する人も、数年たつと「ラジオのことは、私になんでも聞いて」
なんて言い出す始末。
みんな、どうか最低限のことは学んでほしい。
そういう私も、浜松にコミュニティFMができたから
アナウンサーとして復帰できたから、エラそうなことは言えないのですが
あの頃(30年近く前)は、「アナウンサー」を、ちゃんと探して抜擢してもらった
ものです。
滑舌がグシャグシャだったり、標準語のつもりの方言だったり、そんな人は少なかっ
たように思います。
ほぼ半世紀前の話。
テレビ番組に「女性アシスタント」って枠があって
私も、大御所落語家の横で、振袖を着て笑ってたことがあります。
その手の番組は、「若い」「ちょっとかわいい」「そこそこ喋れる」で
出してもらえたものです。
「ラジオ番組」のレギュラーを持つ、しかも「帯」(同じ時間帯に放送される)
っていうのは、はるか遠い憧れでした。
ラジオで喋っている方々に、ひたすら憧れてました。
やがて、私は「運」だけで、NHKラジオ第一放送に採用されました。
憧れの「ラジオ」 そう、ラジオは憧れだった。
今思えば、超一流の方たちから、多くを学びました。
ラジオDJ、パーソナリティを目指す人たち。
「正しい日本語」を身に着けたうえで、「ノリ」のイイ喋りをしてください。
もし、周りに恵まれなければ、甘んじることなく、あきらめることなく「本物」を
目指して下さい。
もし、万一、私にできることがあれば、何なりと。