恋ひ恋ひて  逢へる時だに  うるはしき
    言尽くしてよ  長くと思はば

 恋いこがれて  ようやく逢えた時だけでも
   優しい言葉をたくさん聞かせて
          二人の仲を長く続けたいなら


こんな歌が万葉集に、あるなら
高校の教科書に、なぜ載せないかしら


最初に
万葉集って、なんて面白い!
そう思ったのは
犬飼 孝さんの著書でした

「古典」
キライでしたもの

今、
朗読教室で、漢文も古文も
読んでみると
「なんで、こんな風に教えてくれんかったかね」
と、受講生も言います


私の教え方ではなく
今は「魅力を教えてくれる」本が
ありますから 

犬飼 孝さんの著書も、しかり

「恋ひ恋ひて」は
あの「令和」出典 梅花の宴主催の
大伴旅人の妹 
大伴坂上郎女(おおとものさかのうえのいらつめ)
の歌です



私の一番好きな歌は
やっぱり

君が行く   道の長手を  繰り畳ね
焼き滅ぼさむ   天の火もがも


これ「天城越え」に近いやん

そう、勝手に思ってる