大雪山 駒草平 Daisetsuzan Komakusadaira Hokkaido | 山と花と旅 Japan Alpine Flowersのブログ

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大雪山 駒草平 Daisetsuzan Komakusadaira Hokkaido  

2005年平成17年7月18日。

 コマクサ

駒草平 黒岳 旭岳 裾合平 7月

Daisetsuzan Komakusadaira Hokkaido Japan July

カムイミンタラ 神々の遊ぶ庭 登山口の銀泉台

コマクサ 駒草平 1842M

 イワブクロ

 オオタカネバラ

 

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主峰旭岳を中心に近隣の二千メートル級の山々を総称し、大雪山と呼びます。

お花畑・湖沼・滝・渓流・大雪渓などがあり、カムイミンタラ、神々の遊ぶ庭と崇められてきた。

初日 銀泉台から駒草平へ 18日 歩程約4キロメートル
 
イソツツジ

前日は早くから消灯し睡眠に心がけた。
関東甲信などが梅雨明けし、舘林市で37度の猛暑となった。

午前2時過ぎに起床。

3時20分自宅出発。

常磐自動車道・首都高速湾岸線・羽田線と走行し、空港近くの有料駐車場に5時少し前に着いた。

駐車場の車で羽田空港に送られ、朝食をとった。

華やかで活気のある空港。集合6時45分。7時35分離陸。

雨がおさまりかけた旭川空港に9時10降りたった。

山のツァー客は女性18人、男性四人。ツァーガイドは25歳の明るい女性。

3日間大雪山を案内してくださるのは、50歳台の著名な山岳ガイドだった。

バスは小雨残る旭川市から、天人峡を石狩川沿いに走行する。

大雪山観光道路に入り、銀河トンネル・大雪湖を経由し、銀泉台標高千五百メートルに着いた。

ここは赤岳への登山口になっている。

銀泉台ヒュッテで早めの昼食をとり、手早く登山の身支度を整え、

マルバシモツケの白い花やウコンウツギの黄色い花を撮影した。

雨はほぼ止み、ときおり晴れ間ものぞいた。

駒草平をめざして、12時35分登山開始。登り約2時間、下り約1時間半。

シラカバやダケカンバの登山道がここちいい。道端には澄んだ雪どけ水が流れていて、

赤紫のハクサンチドリ、白い可憐なヒメイチゲ、エゾイチゲ、バイカオウレン。ゴゼンタチバナも咲いている。

至福の時が流れ始めた。

急坂の登山道を進むと第1花苑と第2花苑。

大雪渓に埋もれていた。

皆アイゼンをリュックに入れてはある。

登山ガイドに導かれ、人の踏み跡をたどって慎重に登って行く。

転んだりすれば急な雪渓を滑落することになりかねない。

雪渓を幾つか渡り樹林帯を抜け出ると、ハイマツやチシマザサの緑が点在する風衝地に入った。

キバナシャクナゲ、イソツツジ、イワブクロなどの高山植物が目立ってくる。

やがて一面にお花畑が広がる。駒草平であった。コマクサの大群落。

ウスバキチョウが蜜を吸っている。

チシマキンレイカ、エゾコザクラ、キバナシオガマ、オオタカネバラ。

まさしくそこはカムイミンタラ。雲の上。夢の世界だった。