場所は愛知県名古屋市から20kmほど北にある小牧市。
信長公が小牧山に作った小牧城。
元々、そのお寺は小牧山の山中にあったそうですが、信長公が移転を命じて今の位置になったとか。
地図の右側の方にある『観音洞』というところが元々の場所です。
発祥の地を示す石柱の側面には御詠歌が彫られています。
『小牧なる 飛車の山の 狩人が 八つある鹿を 七ついしかな』
飛車の山というのは小牧山の古名。読み方は『ひくまのやま』で、お寺の山号でもあります。
さて、下山して、お寺を目指します。
まぁ、下山と言っても、そもそも小牧山は平野のど真ん中にあるでっかい丘であって、そう大きいわけでもなく、深いわけでもありません。
普通に老若男女がランニングで汗を流す程度の難易度です。
車椅子だとちょっとキツいけど、高齢者用のカートみたいな電動のものなら上れる程度。
小牧山の信長公時代の復元模型。
麓は広々とした公園として整備されています。
史跡といいつつ20年くらい前まで、ここに中学校があったんですよね(^_^;)
よくある『改築中に遺跡が見付かって~』とかではなく、歴史的に考えて郷土史的に重要な史跡あることは間違いないので、文化財保護とかそういう観点からという事だそうです。
さて、北側に下山しますと
お寺を方向を示す石柱が。
石柱から100mほど進むと
とっても分かりやすい交差点名があります。
まぁ交差点名なんて調べなくても『小牧山の北側にあるファミマの裏にある寺』で判るといえばそれまでなんですが。
さて、やって来ました飛車山 龍音寺
通称は間々観音(まま観音)
ママというと『お母さん』という意味?と思う方も多いかと思いますが、古語で『崩れた土地』とか『崖』という意味です。
なので、本来の意味で行くと『崩れた土地の観音様』という意味になります。
が、しかし、日本語には『同音異義語』とか『同訓異字』なんてものがありまして。
こういうものを『通じる』と言い、信仰対象になることがあります。
有名どころでは愛染明王様の『愛染』が『藍染め』と音が似ているので、藍染め職人、ひいては染め物業界全体から信仰されたりしたように。
『間々』は何に通じるかと言えば、もちろん『ママ』=『お母さん』です。
そのため、古来より母の願いと言えば『我が子の健やかな成長』というわけで、子供の健やかな成長を祈るお寺となりました。
そもそもこちらの観音様発祥の経緯からしてキーワードは『母』ですから、当然と言えば当然ですが、外国語と日本語で意味と音が一致するって不思議なご縁ですね。
ちなみに尾張三十三観音の一つなんですが、今では尾張三十三観音巡礼の参拝者はほとんどいない模様。
でも、参拝者はそれなりにいます。
小牧のお寺ではもっとも有名なお寺ですからね。
参拝者は主に
・若い夫婦
・女性グループ
の2パターン。
なんでかというと『母』のお寺なので
前者は子授け祈願、子供の健康祈願に。
後者は『母』のシンボルということで、豊胸祈願に。
このお寺は『間々観音』ですが、『間々乳観音』とも言いまして。
もともとこちらの観音様は『乳のでない妻』のために狩られた『子孕みの母鹿』が変化したものですから、『乳』ひいては『授乳』にご利益ありますので、そこから豊胸祈願になったようです。
また、乳の関連ということで、乳癌予防などにもご利益があるとかなんとか。
ちなみに『おっぱい観音』でも通じます。ホントに。呼ぶ人はあまりいませんけど。
なぜ『おっぱい観音』で通じるかというと、手水場がこれ。
胸の形です。水は乳首から出ます。
手水場の水鉢の下には何故か亀が2匹。
お線香を供えるための香炉にも胸。
境内にいらっしゃる観音様も『慈乳観世音』という観音様。
ちなみに人が近づくとセンサーが反応して胸から水が出ます。
絵馬も胸。馬が描かれていないのに『絵馬』というのも不思議な感じですが。
まぁ、こういうお寺なので、男一人だと非常に行き難いお寺ではあります。
なんというか、男一人で女性服の専門店にいるような……そんな居心地の悪さ。
女性なら参拝しやすい? かもしれません。
信長公が小牧山に作った小牧城。
元々、そのお寺は小牧山の山中にあったそうですが、信長公が移転を命じて今の位置になったとか。
地図の右側の方にある『観音洞』というところが元々の場所です。
発祥の地を示す石柱の側面には御詠歌が彫られています。
『小牧なる 飛車の山の 狩人が 八つある鹿を 七ついしかな』
飛車の山というのは小牧山の古名。読み方は『ひくまのやま』で、お寺の山号でもあります。
さて、下山して、お寺を目指します。
まぁ、下山と言っても、そもそも小牧山は平野のど真ん中にあるでっかい丘であって、そう大きいわけでもなく、深いわけでもありません。
普通に老若男女がランニングで汗を流す程度の難易度です。
車椅子だとちょっとキツいけど、高齢者用のカートみたいな電動のものなら上れる程度。
小牧山の信長公時代の復元模型。
麓は広々とした公園として整備されています。
史跡といいつつ20年くらい前まで、ここに中学校があったんですよね(^_^;)
よくある『改築中に遺跡が見付かって~』とかではなく、歴史的に考えて郷土史的に重要な史跡あることは間違いないので、文化財保護とかそういう観点からという事だそうです。
さて、北側に下山しますと
お寺を方向を示す石柱が。
石柱から100mほど進むと
とっても分かりやすい交差点名があります。
まぁ交差点名なんて調べなくても『小牧山の北側にあるファミマの裏にある寺』で判るといえばそれまでなんですが。
さて、やって来ました飛車山 龍音寺
通称は間々観音(まま観音)
ママというと『お母さん』という意味?と思う方も多いかと思いますが、古語で『崩れた土地』とか『崖』という意味です。
なので、本来の意味で行くと『崩れた土地の観音様』という意味になります。
が、しかし、日本語には『同音異義語』とか『同訓異字』なんてものがありまして。
こういうものを『通じる』と言い、信仰対象になることがあります。
有名どころでは愛染明王様の『愛染』が『藍染め』と音が似ているので、藍染め職人、ひいては染め物業界全体から信仰されたりしたように。
『間々』は何に通じるかと言えば、もちろん『ママ』=『お母さん』です。
そのため、古来より母の願いと言えば『我が子の健やかな成長』というわけで、子供の健やかな成長を祈るお寺となりました。
そもそもこちらの観音様発祥の経緯からしてキーワードは『母』ですから、当然と言えば当然ですが、外国語と日本語で意味と音が一致するって不思議なご縁ですね。
ちなみに尾張三十三観音の一つなんですが、今では尾張三十三観音巡礼の参拝者はほとんどいない模様。
でも、参拝者はそれなりにいます。
小牧のお寺ではもっとも有名なお寺ですからね。
参拝者は主に
・若い夫婦
・女性グループ
の2パターン。
なんでかというと『母』のお寺なので
前者は子授け祈願、子供の健康祈願に。
後者は『母』のシンボルということで、豊胸祈願に。
このお寺は『間々観音』ですが、『間々乳観音』とも言いまして。
もともとこちらの観音様は『乳のでない妻』のために狩られた『子孕みの母鹿』が変化したものですから、『乳』ひいては『授乳』にご利益ありますので、そこから豊胸祈願になったようです。
また、乳の関連ということで、乳癌予防などにもご利益があるとかなんとか。
ちなみに『おっぱい観音』でも通じます。ホントに。呼ぶ人はあまりいませんけど。
なぜ『おっぱい観音』で通じるかというと、手水場がこれ。
胸の形です。水は乳首から出ます。
手水場の水鉢の下には何故か亀が2匹。
お線香を供えるための香炉にも胸。
境内にいらっしゃる観音様も『慈乳観世音』という観音様。
ちなみに人が近づくとセンサーが反応して胸から水が出ます。
絵馬も胸。馬が描かれていないのに『絵馬』というのも不思議な感じですが。
まぁ、こういうお寺なので、男一人だと非常に行き難いお寺ではあります。
なんというか、男一人で女性服の専門店にいるような……そんな居心地の悪さ。
女性なら参拝しやすい? かもしれません。