どうも。
skye不動産競売部の佐藤です。
本日ご相談を受けました競売物件について解説いたします。
不動産詐欺事件が絡んだレアケースですね💦
以前のブログを見ていただいた方はピンとくると思うんですが・・・・
物件番号が戸建てなのに1しかないですね?
本来は土地と建物で1.2になるはずです。
宅地になってますね。
そうです。土地のみの競売になります!
未登記の売却対象外の建物が本件土地上に存在するって書いてあります。
建築物は競売対象外です。
借地かなって思ってみていたんですが・・・・・
土地所有者(債務者)Bさんの供述を見るとよくわかります。
元々債務者のBさんはプレール株式会社から土地を購入し、上物を新築で建てて収益物件として保有するはずだったんですね。
Bさんは土地購入後に、プレール株式会社の指示で株式会社クラフトと建物請負契約を結んで新築の建物を建て始めます。
Bさんは担当者の指示通り、融資を受けた金銭をプレール株式会社と株式会社クラフトに振り込んでしまいました。
ところが・・・株式会社クラフトには基礎工事の代金までの支払いだったって事なんですかね。供述がないのでわかりません。基礎工事が終わった時点で工事が中断し、Bさんは改めて株式会社オープンハウス・アーキテクツと請負契約を結びなおしています。
でも実際は・・・・・株式会社オープンハウス・アーキテクツが契約を結んだのはラッキー株式会社でした。
Bさんと株式会社オープンハウス・アーキテクツとの間で交わされたはずの請負契約書は偽造されたものだったのです💦
因みにプレール株式会社とラッキー株式会社は関連会社です。
もうここで私文書偽造の罪と詐欺罪が確定です💦
Bさんかわいそうですね💦
建物が凍結したままで土地の支払いが滞り、競売となってしまいました!
プレール株式会社の担当者兼ラッキー株式会社の代表者は連絡が取れなくなっています💦
株式会社クラフトさんと株式会社オープンハウス・アーキテクツさんは全然悪くないですからね💦
むしろ被害者です。
図にしてみました。
供述だけでは分からないことが多いです。
・どういう経緯で株式会社クラフトとは基礎工事のみで終わったのか。
・なぜ、契約を私文書偽造してまで関連会社に建築主を変更したのか。
それにしてもふざけた話です(怒)
私も、土地から新築の事業のコンサル業もしておりますので、この事件は本当に痛ましく思いましたし、大変腹立たしい事件でした(怒)
ただ、これは昔気質の競売屋の大好物な案件です。株式会社プレールの元担当者兼ラッキー株式会社の代表の連絡先を探せるかがキーですね💦それが分からないとかなりの時間を要することになるでしょう。
時間かけて物件の取得、商品として仕上げなくてはなりません。
私は嫌です(笑)
競売屋さんにお任せしたいと思います。
それでは、また。