【先住犬と仲が悪くて… 2 】
オトにも問題がありそうでしたが、とりあえずヤンに他犬との触れ合い方などを教えました。
犬同士で触れ合わせると、同じ結果を招きオトがより臆病になってしまう可能性があるので、オトとの直接的な接触は最終段階にし、まずはヤンに人の指示がスムーズに入るようにし、制止(指示)をかけたい時に無視をしない状態にまで持っていきました。
人との遊びの中で、普段から指示を出し強化していきます。興奮時に「オイデ」の指示で呼び戻すなど、徐々に難易度を上げていき、人の指示に対し普段から危機感を持つようにしていきました。
また、人の足元で伏せさせ、待たせる時間も作りました。
フロアで遊ぶ=走り回り興奮する
上記の式になってしまうと、犬や人への当たりが必然的に強くなってしまうので、フロアでも落ち着いていて過ごす時間をあえて作っていきます。
オトとの触れ合いは、そうしたトレーニングを終えてから始めました。
フロアに出れる事が当たり前になったヤンは、室内での極度な興奮は減り、人の指示も難なく聞き入れるようになっていきました。
ヤンの制御に自信が付いた飼い主同伴の下、オトとの接触の場を設けることとなりました。
安全の為、ヤンにはリードを付けておきます。
短期間ではありますが、2頭の直接的な接触は全くと言って良いほどなかったので、お互いに緊張した様子がみられました。
最初に行動に出たのはオトでした。
オトはゆっくりとヤンの方へ近づき、顔の臭いを嗅ぎ始めました。
するとヤンも鼻がヒクヒク動き、相手の臭いを同時に取る仕草を示します。
しばらく様子を見ていると、人の周りで追いかっこが始まりました。
激しくなったら制止をかけようと思っておりましたが、しつこく接触を求めるのはオトの方で、ヤンは全てを受け入れるような動きをみせていました。
30分くらいそんな状態が続き、お互いに疲れたのか、座ってぼーっとし始めました。
同じ空間に居ることに慣らす為、2頭で一緒に居る時間を日々の生活の中で増やしていきました。
ヤンはトレーニング後、落ち着きが出てオトの気持ちを考えるようになり、今までの様な一方的に遊ぶ事はなくなりました。
今では一緒にお昼寝をしたりできるまでになったそうです。
ーまとめー
犬同士で仲良く遊ぶことなど、教える必要がある場合があります。
対象犬の状態を把握し、犬同士での解決が難しい場合は、人が良い方向へ導いてあげましょう。
