能登演劇堂で無名塾による「等伯」を見てから、

富山に泊まり、翌日立山をスケッチするつもりでした。

晴れてはいましたが、立山は何も見えませんでした。

仕方ないので、桜並木で有名な松川の72峰橋を

スケッチしました。72の峰からできている立山が

その場所から見えたので市長が名付けたとか。

スケッチの間に真赤な遊覧船が通りました。

案内所に市役所の展望台を教わりましたが、

360度何も見えず、路面電車で神通川にかかる

富山大橋に行きましたが、空だけです。

市役所近くを歩いていると、ノーベル街道という表示が

ありました。昔、富山湾でとれたぶりを飛騨高山に

運んだルートにノーベル受賞者がたくさんいるので

ぶりノーベル出世街道と名付けられたとか。

次に、あいの風とやま鉄道で魚津の手前の滑川に

行きましたが、やはり見えません。

駅から黄金色に輝くイチョウが見えたので

スケッチしました。

こうなったら、立山に近づくしかないと思い、

富山地鉄の岩くら寺行きに1時間程乗ると、

立山の1部がうっすらと見えてきました。

甲府や長野で見る山々とは全く違って

ずっしりとした奥行や重量感のある山々でした。

帰りの電車に乗り遅れそうになり、待ってもらいました。

立山は西日が良いと聞いていたので、時間は

よかったのですが、季節外れの暑い西日を受けた

電車で帰りました。

金沢や富山に外国人の観光客がたくさん来ていて、

地元にはかなりのアジア系の人が働いていました。

みどりの窓口は物凄く混んで、出入り口から

はみ出して並んでいました。