こんにちは。アイビーおじさんです。
新型ノアに続き、今度は1つ下のクラスのミニバン、シエンタをご紹介。Bセグメント級の小さなミニバンですが、フルモデルチェンジで大きくキャラを変えてきました。
・令和版○○の復活?
さて、こちらが新型シエンタです。千葉県浦安市を拠点とする「トレンディ24」のカーシェアで導入されたと聞き、乗ってきました。ホームページにはグレードがHYBRID Xと表記がありましたが、実際には上位のHYBRID Gでした。HYBRID Xは来年春からという話だったため絶対に無いだろうと思っていたので予想的中です。
新型シエンタでは、先代のスタイリッシュな雰囲気から一転、ちょっとだけ可愛さもある変わったスタイルになりました。足回りに樹脂パーツによる加飾を追加したことで、クロスオーバー風を狙っています。フリードのCROSSTARを多少は意識したんでしょうか。
後ろから見ると誰もが驚くはず。なにせかつてトヨタが販売していた人気のワゴン、ファンカーゴと瓜二つなのですから。無論これはトヨタ側も狙っていたことで、令和の世にファンカーゴを甦らせようということを本当に考えていたらしいですね。ちなみに当時のファンカーゴと3代目シエンタが決定的に異なる点はと言うと、一部のモデルは7人も乗れることです。
運転席。雰囲気が若干新型ノアに似ていますが、運転席のメーター類からはどこかで見たことのあるような匂いがしてきます。最近としては割と普通になってきたところですが、先代が曲線を多用していたのに対してこちらは直線と曲線がほぼ半々といったところ。両者を上手く使い分けています。
メーター。これですが一部の表示灯を除いてヤリスと完全に同じです。タイムズカーで60回以上ヤリスに乗っているので、もはや実家のような安心感。
新型ノアですらこれでした。ヤリスの影響力が大きすぎます。
パワーウィンドウのスイッチとかはやっぱりヤリスと同じですが、実は普通の車とドアの掴みどころが大きく異なります。なのでドアを閉めようとしたら、あれっどこにも引っかからない・・・となります。
一応、このドアの上の方にあるスリットが公式には掴みどころということになっています。
シフトノブ周り。シフトノブはHYBRID Xだけプリウス式の電子シフト、他はすべて写真のI型レバーです。シフトレバー横にはドリンクホルダー、ではなく小物入れ(飲み物は入れられない)とUSBポート2個が用意され、ヤリスHVと同様にドライブモードの切り替えスイッチなどがあります。画像のようにケーブルを突っ込んでおいたり携帯を入れたりするのが正式な使い方です。
1列目のドアに付いているドリンクホルダーは大きなペットボトルにも対応。守備範囲がたいへん広いです。
助手席側のダッシュボードは棚状になっており、小さなモノなら置ける大きさ。ただしそんなに深さはないので、弁当とかは場合によっては落ちるかもしれません。また、運転席と助手席横のドリンクホルダーはパックものの飲料が入るように四角くなっています。
2列目シートです。5:5分割式のためアームレストは付いていません。フリードは6:4分割なのでアームレストがちゃんと付いていて、その分快適です。
2列目の運転席シートバックにはオプションでUSB Type-C端子が2個備わっています。これで2列目の人が電源に困ることはありません。
そしてこちらが3列目。2列目を一番後ろに下げている状態だから当然狭いわけなのですが、あくまで非常用という佇まい。3列目も常用する前提のフリードとは根本的に考え方が異なります。大人が乗るにも厳しそうですから、大人6人が乗るとかいう使い方をするくらいなら素直にノアとかを用意した方がいいです。
といったところで、トヨタの新型シエンタをご紹介しました。浦安駅から徒歩3分くらいのところに1台が配置されるなど、少しずつ配備拡大されてきています。今後の展開に期待です。