400年の歴史を誇る「日光杉並木街道」の名所探訪 | 栃木県日光の自然と自遊人

栃木県日光の自然と自遊人

日課としている自宅周辺のウォーキング日記です
時々栃木県や日光市の季節と自然を歩きます

       おはようございます

 

      日光の自然と自由人です

 

                       6月13日 今日の一枚

                  

                        日光杉並木街道  

 

                今朝の日光は曇りです 薄い雲が空を覆っています

           昨日は宇都宮でアジサイを見ながら歩いてきたのでウォーキング歩数は

           8000歩を楽に超えて目的達成できました

           自宅のガクアジサイは何故かあまり咲く様子がありません  昨年の剪定が

           間違ったのでしょうか

 

                              今回は

 

                 日光杉並木街道の名所を数カ所紹介します

           日光杉並木は3路線がありますが それぞれの見どころがあります

           色んな杉がありますので観光の参考になればと思います

 

                           杉並木街道

           

           日光杉並木街道は現在 日光街道  例幣使街道  西会津街道

           の3路線があり 総延長距離は35.4キロで世界最長の杉並木として

           ギネス世界記録に登録されています

           徳川将軍家に仕えた松平正綱が家康の死後 日光東照宮への3路線

           に1620年ころから約20年かけて約5万本を植樹しました

           現在植樹から400年が経過し 約1万3千本の杉が現存しています

           歴史的にも重要とされ 国の特別史跡及び特別天然記念物の二重の

           指定を受けていますが 毎年100本位の杉が強風や落雷で枯死して

           姿を消しています

 

                        杉並木街道の図面

 

                    交差点を通り横に伸びるのが日光街道

                    上から交差点までが西会津街道  

                    交差点から下が例幣使街道です

                   三路線が交わる交差点に追分地蔵尊があります                  

          

 

                       5月から6月にかけて撮影

 

                            日光街道

 

                      杉並木寄進碑 (日光市山口地内)

                   松平正綱が植樹し東照宮に寄進した石碑です

                   3路線にそれぞれ寄進碑が残されています          

                           寄進碑の説明

          

 

                        日光杉並木街道の石標

                  ここから日光街道の杉並木が始まります

          

                              寄進碑

          

                     寄進碑から始まる杉並木の様子

          

 

                        並木太郎 (日光市七里地内)

              杉並木の中で一番大きな形の良い杉で並木太郎と呼ばれる

            写真中央の杉で高さが38メール胸の高さの直径が2.5メートルです

          

                           並木太郎の幹

                         真っ直ぐ伸びた幹です

          

                          並木太郎の上部

                         形が非常に良いです

          

 

                        砲弾撃込み杉(日光市瀬川地内)

              戊辰戦争の時に官軍が放った大砲のたまが当たった跡が

              残っています

          

                         砲弾撃込み杉の説明

          

                 自然に杉皮が剥がれた部分もあり不鮮明ですね

          

 

                       並木ホテル (日光市森友地内)

               杉の根が高く露出し4人位が入れる大きいな空洞です

             人が入れる空洞ということから並木ホテルと呼ばれています

          

                            並木ホテル説明

          

                   空洞の様子  杉が枯れないのが不思議ですね          

                    空洞の様子 4人は入れる大きな空洞です

          

                  空洞内の上部   大人が入っても上に余裕があります

          

 

                         さくらすぎ (日光市森友地内)

               山さくらの種が芽吹き杉の幹内を通って地面に根付いたもの

               春にはさくらの花が咲きます

          

               山さくらと杉がピッタリ付いている様子が何とも不思議です

           

                        くっついている部分の拡大     

          

                       さくらも杉も見事に育っています

          

 

                            西会津街道

 

                       二重並木(日光市大桑地内)

                    杉並木が二重になっている場所です

              大名行列がすれ違う時のために作られたという説があります          

             本来の杉並木 西会津街道は特に狭いですが車両も通行します

          

                    右側の狭い未舗装通路が二重並木です

          

 

                           例幣使街道

 

                         十石坂 (日光市室瀬地内)

             東照宮造営のために石材を運んだ際 急な坂道を超えるのに

             人足の食材が十石に及んだとされる言い伝えが名前の由来です 

             現在も狭い急坂のためロータリー形式を取っています             

          

                   急な曲がりくねった坂で当時の苦労がわかります          

                        坂の上から東照宮方面を写す

          

 

                         地震坂 (日光市明神地内)

              昭和24年に起きた今市地震で杉並木ごと滑り 動いてしまった

              場所で現在も痕跡が残っています   十石坂のすぐ近くです             

          

                            地震坂の説明

          

           本来は看板の右上部が杉並木でした 震度6の大きな地震でした          

 

                        

                     日光杉並木街道の保護区画標示

 

            杉並木はこのような標示で保護地域と特別保護地域に別れます

            保護地域は車両の通行がなされ特別保護地域は車両通行は

            できません

          

 

                          杉並木沿いのお堂

 

                     日光市野口地内の竜蔵寺薬師堂       

                  杉並木にはこのようなお堂もあり探訪が楽しいです

          

 

                       日光市瀬川地内の大日如来

                     大日如来のお堂もあり お参りしました

          

 

                         倒れて残った杉の根

                  こんな形で倒れた杉の根が何箇所もあります

                  杉並木は法律で切る事などが禁止されていますが

                強風等で倒れ 処分されることが多くあります  残念です

          

 

                   今回は日光杉並木の名所等を紹介しました    

            今回紹介できませんでしたが日光二荒山神社の神橋向かいには

            太郎杉という樹齢550年 高さあ43メートルの大木の杉があります

            神橋の目の前で国道に出っ張る様に根が張った大木ですのですぐ

            分かると思います

 

                      日光杉並木街道の保護活動

 

            日光杉並木は当初植えられた本数が5万本と言われますが現在残って

            いるのは1万3千本程度です

            保護活動が盛んに行われていますが 今も車両が通行できる箇所が

            多くあり毎年枯れて行く杉が絶えません

 

            杉並木は日光東照宮所有ですが管理は栃木県が行っています

            杉並木内の通行車両を無くすためバイパスを計画したり 根が伸びる

            様に道路を改良したり 色んな保護活動が行われています

 

            また 画期的なものでは保護活動の資金作りとして 杉並木オーナー

            制度があります

            この制度は並木の杉を1本1千万円で購入していただき 保護活動の

            資金とするもので550本の杉に410人位のオーナーがいます

            購入された杉にはオーナーの名前入りの札が付けられています

            

            時代の変換の中で様相を変えてきた杉並木ですが特別天然記念物

            としてこれからも人々と共存しながら守ることが必要です

            日光杉並木近くに住む市民として世界に誇れる杉並木を大切にして

            広報保護活動をしたいと思っています

              

            特別保護地域内の延々と続く400年の杉の大木を間近で見るとその

            迫力に圧倒されると思います   ぜひ歩いて鑑賞して下さい

            日光杉並木公園の特別保護地域の杉並木内を歩くのがお勧めです

            必ず良い思い出になると思います

 

              400年の長い間 日光を見守ってくれている杉並木に感謝して  

 

                   今日一日が杉並木のような思い出に残る

                       良い一日になりますように     

 

                                                 つ づ く