彼は次の日曜日、母親に話しをしました。
「おふくろ、話があるんだけどいいかな。
まず、謝らせてくれ。
前の嫁さんと上手くやれなかったこと。
おふくろにも心配をかけたし生活が変わって迷惑もかけた。
申し訳なかった。」
と、頭を下げたのでした。
そして
「俺はあいつの暴力や暴言に我慢できなかった。
夫婦としての信頼もなかった。
何度か別れ話をしてて、もう家族としてはやっていけなかった。
休みも家に居たくなくて外で時間を過ごすことが多くなって俺は問題からにげていた。
そんな時に暇つぶしに行ったライブで彼女に知り合った。」
彼は心のままに話して居ました。
「でもそのまま付き合う事は出来なかったから俺は、彼女に待ってくれ、けりをつけるまで待ってて欲しいと頼んだんだ。
そして、前の嫁さんと別れることにした。
もう迷いはなかったから、別れることに集中できた。
そして、待たせた彼女と離婚をしてから付き合いはじめた。」
まだ日は浅いがとても真剣な付き合いをしてきたことや、私を大切にしたい思いを語りました。
そして最後に
「この家に連れてきて一緒に住みたいんだ。」
と切り出したのでした。