2.LINE
翌朝、交換したラインに連絡が届きました。
矢吹: おはよ〜‼️
千葉:おはよ。
矢吹:昨日はいきなりあんなことしてしまってすみません。あんまりにステキな出会いに調子に乗ってしまいました。
千葉:えー、私もステキな出会いに感動してました。
矢吹:えっ?同じだね。
千葉:笑)そうですね。
矢吹:今日は、俺から質問があります。聞いていいですか?
千葉:はい。
矢吹:来週の土曜は時間ありますか?
千葉:あります。
矢吹:じゃ、デートしませんか?
(えーえーえー!デートって言ったぁ!どーしよー。嬉しすぎるぅ。でも、なんて言ったらつたわるかなぁ?)私はラインの絵文字を使いました。
千葉:ヤッターの絵文字
千葉:嬉しいです。
矢吹:何?それ!いいですね。絵文字使いこなせるんだ!すごい!
千葉:仕事先の人に教えてもらったんです。
矢吹:今度僕にもおしえて!デートはオッケー?
千葉:はい。はーとの絵文字
本来であれば旦那も子供もいる私がデートなんてあり得ない話なんだけど、これは夢の出来事みたいで、こんなチャンス逃す手はないと積極的になってしまいました。
今までの若い頃の経験は恥ずかしさが先にたってデートの誘いを断ってしまったり、うまく話ができなくてつまらないデートになってしまったり失敗することがあったのですが、ラインのやり取りは一度じっくりと考えてから文字にできたり、絵文字が感情をうまく表してくれたりするので、ベストアンサーを選ぶことができて、お付き合いをより華やかに演出してくれたのでした。
矢吹:良かった。断られたらどうしようかと不安でした。誤解しないで下さいね。こんな風に女の人に声かけたのは初めてなんです。いつでもしてるなんて思わないで下さいね。
じゃ、土曜日のデートプランを考えときます。どこか行きたいところはありますか?
千葉:どこでも!楽しみにしています。
矢吹:では、任せてもらえますか?
千葉:よろしくお願いします。
矢吹:ありがとう。また、決まったら連絡しますね。
千葉:はい。
こんな感じで絵文字をちりばめながらする会話はテンションが上がり、気持ちも若返って20代の恋愛を彷彿とさせるものとなりました。私は嬉しくてその日一日中ニヤけてしまうのを抑える事が出来ませんでした。