メールで



健斗:俺たち少し距離をおいた方がいいと思うんだ。


女:なんで?


健斗:多分嫁さんにバレてるとおもうんだよね。


女:いいじゃん。別に


健斗:いや、まずいだろ。



女:別に結婚したいとか言ってないし別れる必要無くない?


健斗:そりゃそうだけど


嫁さんがいることを知っててそういう関係になったということは相手も妻帯者であることを認識しているということ、そして健斗はリオンにバレてまずいと思っているのに女は迷惑をかけていると思ってない感じでした。


そこから考えて、リオンは今後どうしていくのがいいのかを考えました。


「健斗だって辛かった。悲しかった。だから、他の何も知らない相手と笑いあったり愛しあったりしたかったのだろう。そんなふうに追い込んだのも私だから。私は私の人生に立ち向かいたい。健斗との結婚生活をキチンとして決着をつけたい。宗がリングで全力で戦ったように。この試合、泣いて負けるわけにはいかない。笑って勝利したい!」


リオンは、打たれても打たれても立ち上がる宗を想っていました。そして、戦って幸せを勝ち取ろうと強く心に誓い、決心をしました。