続き10

「ねぇ、宇宙人はたくさんいるってこと?地球人の中に。」

「そうだよ。自覚ある場合とまだ覚醒してない場合とあるけど。もともとの地球人の人格はそのままにもうひとりの自我がある感じ。」

「他の宇宙人にあったりするの?」

「一応担当エリアやコロニーが決まってるからあまり遭遇はしないけどちょっとしたときにわかったりするよ。やっぱり地球人とは少し違う特異な感じがする。」


私はもう一度あのことを聞いてみた。


「どうして私に話したの?」

「あなたは私の話を理解してくれるから。多分半信半疑なんだろうけど、地球を大切にする気持ちやこの地球人を客観的に見て考えて判断できる人だから。」

「えー、そうかなぁ。」

「あとぉ...これはあんまり言っちゃいけないんだけど、あなたは未来で大切なパーツを担うことになる。」

「何それ?」

「その時が来ればわかるよ。」