続き7

高校生の時でした。とても、仲良くなった友達についあの宇宙人のことを話してしまいました。

「自分のことを宇宙人だって言う子がいてね、私信じちゃって。でも、学年が変わったら本当に男の子が女の子になったの。びっくりしたよ。」


すると友達は真顔でこういったのです。

「え?私は金星人だよ。」

私はすぐに冗談だと思いました。

「またまたー。やめてよ、そんな冗談。」

笑って終わる話だと思っていましたが友達は引きません。

「本当だって。今でも金星には家族がいるのよ。金星には夫も子供もいるの。」

「えーーー!なにそれ!どゆこと?」

「金星は滅びてしまった星なの。金星人は過ちをしてしまって金星という星を壊してしまったの。温暖化が進み地表は400度を超えて硫酸の雨が降り続き地表では生活することはできなくなったの。最後の生き残りがドームを作りその中でのみ生活をしていたんだけどいよいよ住み続けることが困難になり金星の代表を決めて何人かを地球に転生させようと決まったの。なぜなら地球もこのままだと金星と同じ運命をたどる可能性があったから。金星の記憶を持ちつつ転生させることで地球人の未来を救うことができるかもしれないと考えたの。私は金星で科学者をしていたから地球人になにか影響を与えて、良い未来を引き寄せるように力を貸すために転生したの。」


なにやら今回も大規模なミッションのお話のようで...。