仕事で訪れた大阪交野市のスポーツ施設に展示されていたエンジンの残骸を見た。
「第2次世界大戦中に大阪上空での空中戦で撃墜された戦闘機・飛燕のエンジン」とのこと。
初見は「戦闘機のエンジンって液冷で1100馬力!時速590㎞って凄いな」と感心するだけで墜死された操縦士に想いを馳せることなくただ傍観していた。
その場を離れて心に追いかけてきた画は報道で見た紛争地域の惨状、近代日本史上の沖縄や広島や長崎のモノクロ写真、祖母の家のお仏壇にあった出征当時の祖父の写真。
対立し分断され紛争に巻き込まれ犠牲になった人々が居て、未来の礎となった人々が居る。
還暦<此の方<録寿という中途半端な年齢の来し方行く末。
万万が一にも同じ惨劇を繰り返さないように、生生世世に平和と人権が最優先の国であって欲しいと心底願います。