本日までの推移。
金額は伏せておりますので、ご了承ください。
本日の日経平均は+113.55円でした。
■前営業日との比較
資産推移:+102,737円
■本日までの資産推移のグラフ
きょうはこの記事を考察。
最初に申しておくと、「全員がこのパターンに当てはまることはない」です
長生きする人にとっては、定年退職後の住宅ローン返済は負担です。
「団信保険も含まれるから、やっぱり住宅ローンは返済しない方が良いのでは?」
と申しますが、普段から健康に気を遣い、全く他の保険には加入していないという人でない限り、
住宅ローンの団信保険は役に立ちません。
つまりは
タイトルだけの切り抜きだけで、繰上げ返済の損得は個人で判断しない方が良い
ということです。
記事をもう少し深掘りしてみましょう。
【繰り上げ返済はするな!①】実はお得な団体信用生命保険
購入した物件や、契約した住宅ローンによりけりです。
全てが当てはまるかどうかは、記事にもあるような計算にて、正しく判断した方が良いでしょう。
全ての団体信用保険が安いわけではないです、ちゃんと確認した方が良いです
【繰り上げ返済はするな!②】手元の資金を運用してみよう
これはほぼ正しいです。
過去に物件を購入するために銀行から借りたお金は「円の価値が高い時のお金」です。
10年前に3,000万円で購入した建物が、現在だと4,000万円でないと購入できないとなった場合、
1,000円分物件の価値が上がったと同時に、世の中的に円の価値が昔は高かったという意味になります。
円の価値が下がり続けている現在は、返済するよりも投資など運用して増やした方が良いでしょう。
ただし、冒頭でも話しましたが、定年退職後は年金生活がスタートします。
明らかに労働収入より低い年金収入の中で、
住宅ローンも支払い、運用も続けるとなると、生活費が危うくなります。
無理ない範囲で少しずつ繰上げ返済し、老後はローンから解放された方がよい場合もあります。
【繰り上げ返済はするな!③】住宅ローン減税を活用しよう
最初の10〜13年だけの話です。
住宅ローン減税の期間は繰上げ返済しない方がよい場合もありますが、
「繰上げ返済するな!」を強調するほどのポイントではないですね
まぁ、記事のタイトルで釣ろうとしているのかどうかわかりませんが、
こういう一方的な記事については、FPとしては見逃すは訳にはいきません。
皆さんの手元資金を守るためにも、
丁寧に説明することが、FPとしての役割だと思っています。
私の考えですが、
老後はお金の不安なく過ごしたい
ことを目標に、資産運用しています。
老後、労働収入がない中で、住宅ローンを返済できるかどうかは私は未知数です。
老後にならないとわからないと思っています。
そんな不安を抱えたまま、
解決策などのプランがない状態で老後を迎えることが、1番のリスクです。
不安なく過ごしたいと考えている方は、
書いていることを鵜呑みにせずに、
一度は疑ってみると良いかもしれません。