きょうの東京地方の天気は雨。
きのうの午後から雪に移り変わり徐々に強くなる。
深夜になっても雪は止まず、朝方になって雨に変わる。
雨が降っている間は雪解けに貢献することがあるが、雨が止み気温が低い状態が続くと路面凍結する。
歩行や運転には注意が必要。
地方のかたは「東京ってたったこれだけの雪の量で騒ぐなんて....」というが、地域によって気象状況は異なる。
東京の場合は高層ビルが連なっているので日が当たりにくく雪が溶けづらい。
ちょっとの雪でも路面凍結で大事故を招く。
量の問題ではなく、環境の問題なのである。
(後は数年単位の大雪対策との費用対効果で天秤をかけているかもしれない)
また関東は北や西に山に囲まれ、東と南は開けている。
湿った空気が流れやすいが、北からの乾燥した空気が山おろしで吹くので、湿った重い雪が降る。
地域ごとに異なる環境や雪の質などを鑑みて、気象庁や報道関係も発表しているので、大変で責任重大な業務だと思う。
この場で気象業務に携わるかたがに御礼を申し上げたいと思う、ありがとうございます。
きょうの予想天気図の考察。
南岸低気圧は東海上に抜けるが、入れ替わって日本海側では雲が徐々に増えてくる。
震災で被害を受けた北陸地方を中心に天気が荒れるだろう。
T=48で沖縄地方で雲が集まりやすくなっているが、気圧の谷によるものだろう。
沖縄地方の気圧の谷は、T=48の850hPa風向で確認できる。
風がぶつかり合い、気圧の谷を形成。
おそらく前線に発達する可能性がある。
500hPa等温線を見ると、寒気が少し南下し、T=48では東北北部あたりまで−30度線が降りてきている。
このように寒気と暖気が入れ替わり、ゆっくりと春に近づいていくのだろうか。