きょうの東京地方の天気は晴れ。
概ね晴れていたが、昨晩と今朝に通り雨程度に瞬間的に雨が降ることがあった。
ミクロ的には、水分を十分に含んだ雲がまばらにあったのかもしれない。
きょうの予想天気図の考察。
なかなかミクロ的な小さい雨雲までは予想天気図から確認することは難しいところだが、やはりミクロ的なところに着目することも重要なので、考察は注意深く丁寧にやっていきたいところだ。
北海道に停滞している低気圧の影響で、日本列島の風向きの変化が激しい。
西寄りの風になったかと思いきや北風に変わったり、北西風に変わったりと、劇的に変化する。
等圧線の間隔が狭いので、風が強まる可能性が高い。
東北南部以南では穏やかな天気になるだろうが、あまり油断はできないかもしれない。
油断できないと発言した根拠は700hPaの湿数。
500hPa等温線の集中した部分で湿数が低く、雲や雨ができやすい。
北に行くほど上空の気温が冷たいので、雪のまま地上に降りる可能性もある。
T=48では北海道付近は寒気が強いので、一層雪には警戒したほうが良いだろう。
850hPa等温線も日本列島付近で間隔が狭い。
これは、シベリア地域からの寒気が日本海を通過する段階で、暖かい海面の影響で徐々に暖かくなり水分を含んでいる可能性がある。
そのため短い距離で850hPa、つまり上空およそ1,500m付近で南北で気温差が激しくなっている。
上空の寒気が強い表れだと思うので、徐々に冬になりつつあるだろう。