私は18年前に「投資家」になることを志しました。
私は就職氷河期の真っ盛りの時期でしたので、大学卒業後は希望する会社に就職できませんでした。
通信業界で仕事したかったんですよね。
だけど私の新卒就職活動の時は、NTTは新卒採用を停止した時期でした。
アルバイトの流れで契約社員として就職し、テレビ業界でお世話になりながら、「このまま正社員として就職できるのだろうか」と葛藤していた時期でした。
これが5年くらい続きましたかねぇ。
長い時期、迷走しました。
そしてふと「投資家になる!」と思ったのです。
なぜ?というのは、
・当時、銀行の金利は0.1%(だったかな??)だったので、銀行に預けていてもお金が増えない
・正社員になれるかどうか不明なので、お金が増えないのは困る
・正社員になれないのであれば、自営業を考えよう
・経営のノウハウなんてないので、自営業は無理だから、株で儲けよう
というながれで投資家を目指すことにしました。
そこから18年、色々方向性はブレたりしましたが、それを思い出してくれた本があったので紹介したいと思います。
去年発売された本です。
私はつい最近読みました。
この本で印象的だったのは、「ジブンポートフォリオを構築し、自分の価値を上げることを考える」という点でした。
本の表紙の大きな活字だけを見ると、投資家向けの本にも見えるのですが、ビジネスをやっていくにあたっての自己啓発本というエッセンスも十分に含まれています。
このジブンポートフォリオを定期的に見直し、「いまって英語の勉強必要?」とかメンテナンスをして、自分の価値を高めていくことをお勧めされていました。
これは私の感想ではありますが、このジブンポートフォリオを養って行けば、自ずとファイナンシャルポートフォリオにも応用できるでしょうし、投資判断に活用できるのでは無いでしょうか。
ポケモンGO!の取り分について、任天堂が10%しか押さえられていない点も、著者は指摘されていましたが、これを「汗水流さずお金が入ってくる」という点を評価してもよいとは私は思っていますが...
あと、著書の中で取り上げていたバフェット氏のコメントは印象深かったですね。
価値を生む資産と、何も生まない資産について説明していて、何も生まない資産に「金」「仮想通貨」が含まれていました。
それをバフェット氏が発言したコメントで説明していましたが、
全世界の金を購入するには9兆ドルが必要。
9兆ドルあれば、全米の農業用の畑全てとエクソンモービル10社分+1兆ドルも手元に余る。
前者と後者では、明らかにどれが価値を生む資産なのかが明明白白だ
私も18年間投資をやってきたので、上記のことは身に染みます。
常日頃、「お金に働いてもらう」という思考で、株式投資したり自分や家族の自己啓発にお金を使っています。
改めて今までやってきたことを振り返るとともに、今後の投資家としての思考を気づかせてくれた本著書に感謝いたします。