おはようございます
またまた家相シリーズです。
もう少し続きます。
お付き合いいただけると嬉しいです
家づくりにオーガナイズを定着させたい
一級建築士×ライフオーガナイザー®
水谷 優 です。
家相について、色々と調べてたどり着いた、
私の家相に対する考えをお話ししたいと思います。
個人的な考えなので、これが正しいというつもりは毛頭ございませんが
家づくりで、
家相と家事動線、どちらを優先すべきか
悩まれている方にとって、考え方のひとつとして参考になれば幸いです。
家相シリーズ、前回までの記事はコチラ↓↓↓
今日は、私が家相の優先順位を高くする気になれない理由をお伝えしたいと思います。
家相を大切にされている方には失礼なことを言っているかもしれませんが設計者として家相と関わってきての気づきを
お伝えしたいと思います。
家の中心のとり方が1つじゃない
家相を見るときに基準となるのが家の中心(宅心)です。
なので、宅心は家相を見るうえでとても重要ですよね。
でも、この宅心のとり方が諸説あるんです。
家の形は、凹凸がある家が多いですが、複雑な形状の家の宅心の出し方が1つじゃないんです。
・建物の重心を中心とするパターン
・張り欠けのサイズによって含めたり除いたりするパターン
(↑無視するパターンや平均するパターンもあります。。)
中心が変わったら吉相凶相の範囲が変わるのに、中心のとり方が1つじゃないって…
どうなんでしょうか…
家相と風水で北の定義が違う
北には2種類の北があるのをご存じでしょうか。
1つは磁石が指す北
これを磁北と言います。
もう一つは北極点を指す北
これを真北と言います。
磁北と真北は約7°ほどずれがあります。
設計図では真北を北としています。
家相は風水を日本風にアレンジしたものと言われていますが
北の定義が家相と風水では異なります。
家相:真北
風水:磁北
家相の北が真北なのは設計的には
ややこしくなくてありがたいのですが
方位に基づいて吉凶をみているのに
ベースとなる風水と北の定義が違うのはいかがなものでしょうか。。。
吉と凶が隣り合わせ
家相を見ると、方位によって
「吉相」、「凶相」、「吉でも凶でもない」の3種類があります。
↑浴室の家相を1階面積約20坪の家に当てはめた図
私にはどうしても腑に落ちない点があって…
それは吉相と凶相が隣り合わせなこと。
線を越えたらいきなり吉から凶になるの?
「吉でも凶でもない」が間に入らないの?
どうも、もやっとしてしまいます。。。
あと、吉相に比べて凶相の範囲が圧倒的に多いことにも
もやっと。。。
風水では鬼門・裏鬼門は特別視しない
風水では鬼門・裏鬼門は特別視しないそうです。
これを知ったときは衝撃でした!!!
家相といえば鬼門・裏鬼門
くらいに思っていたのに
家相のベースの風水では
鬼門・裏鬼門は特別な場所ではないだなんて…
風水では特別じゃないのに
なんで家相ではこんなに忌み嫌うんだろう…
調べてみると、中国と日本で「鬼」の解釈が異なることが関係しているのではないか
という説がありました。
参照:「鬼門」とは? 鬼門との正しい付き合い方、日本人が恐れる鬼の正体とは
中国での「鬼」は死者の魂(の一部)という意味だそうです。
日本の鬼とは全然違う意味ですね。
昔の日本人が鬼という漢字から避けるべき方位と考えたのかな
と思ったりもしました。
三所に三備を設けず
家相の原則として
「三所に三備を設けず」という言葉があります。
三所とは:鬼門、裏鬼門、宅心
三備とは:玄関、台所、便所
この三所、鬼門、裏鬼門、宅心すべてが
上で書いてきたように、
疑問を感じてしまい、腑に落ちていません…
疑わしく思えてしまう私にとって
家相ってどこまで信じられるものなんだろうと思ってしまいます。。
まとめ
以上が私が家相を重視する気になれない理由になります。
だいぶ偏った考えをしている気もしますが。。
これなら、家相の優先順位は下げて
家事動線を良くしたり、日当たり、風通しを良くすることに全力を注ぎ、
清潔を保つことができる家にすることの方が
よっぽど良い気の家になると思いませんか。
さらに生活しやすい家
家相を取り入れたいのは何のためか、
どんな暮らしがしたくて家づくりをするのか
を考えてみてはいかがでしょうか。
ご家族の家づくりの軸を作って
あなたが住みこなせるお家になりますように
家づくり、
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