もう雲に隠れて見えない 寂れた摩天楼
荒野に打ちつける雨と ひしめき合う影法師
遠い空を見つめながら
ここにまた現れることを祈り続ける
叶わないと知りながらも走る
向かい風に逆らって
凍えるほどの哀しみは 夕闇の奥深く
どこまでも続く旅路は 吹き荒れる感情の渦
雲の切れ間を見つめながら
ここにまた現れることを祈り続ける
叶わないと知りながらも走る
向かい風に逆らって
もう二度と回らない風車
遠い空を見つめながら
ここが何処なのかをひたすら探し続ける
ついえた時間を取り戻すような
そんな追い風を待って
もう一度 帰りたい