6月解散説の相当性~勝てるとしてもやるべきではない!?~ | 言いたいことを言うべき時に

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政治に関して、基本姿勢は「自民党支持」の立場に足を置きつつ、日本の最大利益にかなうよう、是々非々で。※支持するからこそ、時に厳しいことも書きます。

 さて、一部メディアは森山国対委員長の発言を引いて6月解散説を流し始めており、一部野党も反応を示し始めた。
立憲・辻元氏「恥の上塗り、疑惑隠し解散したいのか」(朝日新聞デジタル)

 昨年に続いて訴える。今は、解散総選挙をするべきじゃない!昨年の解散総選挙でも、始まる前に同様の主張をさせて頂いたが、今回も全く同じだ。今、解散総選挙を行えば、政治に無関心な一般国民からは「安倍政権の疑惑隠し」と見られても仕方がない。前回から半年も経っていないのに行う選挙に、不信感を抱く国民は少なくないハズだ。

 もちろん、実際にやれば与党・自民党が負けることは決してないだろう。審議拒否・パフォーマンスに徹する野党の姿は徐々に一般の人たちにも知られ始めている。政権は、日米首脳会談での実績を上げた。官僚の不祥事と政権の無関与を丁寧に説明すれば、議席数も大きく減らすことはなく、憲法改正発議に必要な2/3を割ることも絶対にないと思われる。最近の野党の姿勢に国民が気づけば、野党が議席を減らすことも考えられる。国民党の体制も固まっていないから、選対も遅れるだろう。選挙戦の展開が遅れれば、自然と国民党は滅びるはずだ。

 他方で、前述の通り国民が感じた不信感は投票率の低さとして返ってくる。訴える政策も変わらない。政局も変わらない。同じ状態での解散は、国民に選挙の無力感・無意味感を感じさせるダケ。そうした投票率の低さは、「政権の責任」などと妄言を弄する野党に漬け込まれる隙になりかねない。なにより、選挙不信は民主主義として一番あってはならない事だ。

 解散総選挙で民意を野党・マスコミに叩きつけたい気持ちは分かる。しかし、安倍総理ご自身が「疑惑の徹底解明」を指示されたのだ。政権を信頼して見守ろうではないか。

選挙カードは大切に切るべき