函館名物駅弁「いかめし」~イカのお腹に米を詰めたのは誰だ | 北海道うまいもんネットのブログ

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北海道・札幌市在住。
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こんにちは。





先日東京住まいのお友達から連絡がきまして、来週函館に行くんだけど、ベタな感じでいいからおススメグルメとかお土産とかあったら教えて~と言われまして。


ラッキーピエロ、五稜郭、函館山とか~いかめしとか~・・・なんて説明していたわけですよ。





んで、「いかめし」って言った時にふと思ったんです。





なんでこのコ、米詰められてるんだろう。と。





あ、いかめしご存じない方もいらっしゃいますよね。


いかめしとは、イカの中にご飯を詰めて煮込んだり炊き上げたりして作るお料理なんですけどもね。こんなかんじの↓↓








※猫はついてません。


家庭料理というよりは、駅弁のイメージが強いと思います。大きく「いかめし」って書いてある駅弁を見たことがある人もいるんじゃないでしょうか?





まぁとにかく、誰が何のためにイカに米を詰めたのか気になって仕方なかったので、ちょっと調べてみました。


↓↓↓↓↓↓




1941年、第二次世界大戦後の食糧難の時期にいかめしは誕生したのだそうです。当時、物資は配給制だったので、これじゃあ普通の幕の内弁当もつくれないやい!と駅も困っていました。


そんな時函館の阿部弁当店さん、当時豊漁だったスルメイカを使ってお米を節約しても作れる駅弁を作ろうと提案したのだそうです。


阿部さんは、最初カボチャやトウモロコシをイカのお腹の中に詰めてみたのですが、あまり美味しくなかったようで・・・ショボーンとなりながら、一升瓶片手にテレビを見ていたら、ラ○ス瑠偉が「日本人ならお茶漬けやろ!」と激怒していたのです。それを観て阿部さんはひらめきました。


そうだ、日本人ならお茶漬けやろ。日本人ならお米やろ!日本人ならイカのお腹にお米詰めるやろ!トモダチナラアタリマエ!」と。


いや、ラ○スの下りは冗談ですが。なんなら一升瓶の下りも冗談ですが。


とにかく日本人ならお米だろうと思い、試しにお米を詰めてみると、物凄く美味しかったのだそうです。ほう、このタイミングでイカさんにお米が詰められたのですね。


その後、駅弁としてこれを販売したところ、美味しい!しかも安い!と大評判になり、駅弁大会でも常にトップクラスに位置する商品になったわけです。


函館本線森駅の駅弁である阿部商店さんのいかめしは、今や函館土産や函館旅行のお供の定番ですものね。元祖と謳っている商品は他にもあるけれど、阿部商店さんのいかめしはまさに正真正銘の元祖いかめしなのですね





余談ですが、阿部商店さんでは、美味しいいかめしの他にいかめしグッズも販売しております。


少しだけご紹介しますと、いかめしのストラップ、いかめしのキーホルダー(スクイーズキーチェーンと書いてあります。イカす。ふふ。)、いかめしのポーチ、いかめしのデジカメケース、いかめしトート…。










いかめしトートといってもこういうんじゃないですよ。わかりますよね。





みなさんも函館旅行の際には函館本線森駅にて是非、阿部商店さんの元祖いかめしを食べてみて下さい。そして、おもしろ土産としてお友達にいかめしグッズを買ってみてはいかがでしょうか。ちなみに私のお友達は、いかめしのポーチを自分用に買ったそうです。





では、またまた。