残雪輝く穂高・槍の峰々,雪融け水,草木の新緑…清澄さときらめきに満ちあふれる初夏の上高地[4] | H・てつののんびりブログ♪

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黒部市内の公立小学校に勤務しています。地元の富山やお隣信州の北アルプスの風景,春夏秋冬の季節の話題,日常の出来事などを中心に綴っています。

前回のブログの続きになります。

 

大正池から田代湿原,田代池を経由して自然研究路を40分ほど歩くと、梓川にかかる田代橋,穂高橋が見えてきます。

ここから上高地の中心地である河童橋まではさらに徒歩20分ほど…この辺りはホテル,山荘やバスターミナルなどの施設もたくさんあるエリアですので、国内屈指の山岳リゾートの地という雰囲気も高まってきます。

 

梓川の右岸側,左岸側のどちらにも歩きやすい遊歩道が整備されていますので、清らかな水の流れる音と小鳥のさえずりのBGMを聴きながら&森林浴をしながらの散策を楽しむ事が出来ますよ~!!

もちろんどちら側を歩いても絶景の山岳景観が待っていてくれるのですが、左岸側からは穂高連峰が、右岸側からは霞沢岳がよりいい感じにのぞめるでしょうか♪

 

まずは左岸側。

5月18日の早朝…北アルプスブルーの雪融け水が流れる梓川に朝陽が射してくるとよりその清澄感が際立ちましたし、キラキラきらめく川面も本当に美しかったなぁ。

対岸の化粧柳(ケショウヤナギ)や岳樺(ダケカンバ)も新緑真っ盛り!!同じく朝陽射す中でまばゆくみずみずしい緑の色彩を魅せてくれていましたよ~!!

 

穂高の峰々も屏風のような広がりのある見え方で目の前にそびえ立っています。

わずか20分ほどの短い時間ながら、河童橋方面に向かうにつれて穂高の山容も刻々と移ろっていきますので、その変化を楽しむのも一興だと思います。

 

一方の右岸側は、霞沢岳の眺望のよさが抜群です!!

特にウエストン園地のあるあたりは梓川が弧を描くように大きく蛇行していますので、より奥行き感のある景観を楽しむ事が出来ると思います。

穂高の峰々がアルピニズム的な雰囲気に満ちているのに対し、霞沢岳は山水画のようなどこか東洋的な雰囲気をたたえているでしょうか。

 

上高地の新緑、10数年ほど前は5月末から6月初めあたりがいちばん美しい時季だったのですが、ここ数年は5月の半ば頃には既に見頃を迎えている事が多いかなぁ。

季節の移ろいが半月近く早まっている感じ…北アルプスのこの地にも確実に気候変動の影響が及びつつあるようです。

 

6月8日に再訪した時には、木々の緑は新緑から若葉へと移ろいつつある時季でしたが、それでもまだまだ滴るような美しさ♪

梓川の流れの青さと透明度もそのままでしたよ~!!

 

後半は前回にひき続き、飛騨高山の街の風景をご紹介させていただきますね。

 

高山市の中心部には京都の町屋を思わせるような古い町並みが残されており、懐かしく情緒あふれる景観につつまれながらの街歩きを楽しむ事が出来ます。

バス停名も『古い町並み口』だったりと、まさに高山の街を象徴する名所となっているんですよ~。

 

風情ある食事処やお土産屋さんなどが軒を連ねており、さらには人力車も行き交っているなど、飛騨国分寺とは比較にならないほどの人の多さ!!

外国人観光客の方は言うまでもなく、おそらく修学旅行と思われる中学生,高校生の子の姿もあちこちで見かけました。

 

鉢植えのツツジに、マリーゴールドやベゴニア,ニチニチソウなどのお花もこんな感じ♪素敵な和のあしらいになっていました。

 

大通りに出ると近代的な建物が建ち並んでいますし、車の往来も当然多いのですが、古い町並みエリアはそうした喧騒とは無縁の世界です。

 

軒先に藤が!!お花が咲く時季はきっととっても綺麗なのでしょうね。

 

店先に飾られた飛騨地方の名物の『さるほぼ』。

もともとは子どものおもちゃなのですが、今では定番のお土産になっています♪

 

高山市の中心部を流れる宮川もいい雰囲気…『小京都』と称されるだけあり、京都の賀茂川を彷彿とさせるものがある気がします。

 

続きはまた後日、ご紹介させていただきますね。