前回のブログの続きになります。
穂高の峰々を水面に映す『上高地の水鏡』である大正池。
今からおよそ110年前、1915年(大正4年)に池の畔にそびえ立つ活火山の焼岳が大噴火した際に発生した泥流が梓川をせき止めた事によって、わずか一日でこの場所に誕生しました。
ただ堰止湖である以上は上流からの土砂や砂礫の流入は避けられない運命…毎年オフシーズンに浚渫作業が行われてはいるものの、年々小さく&浅くなってきており、誕生直後と比べると面積は3分の1以下に、推定貯水量は10分の1くらいになっているそうです。
上高地にはここ四半世紀以上毎年出かけているのですが、確かにその間にも大正池がだんだん埋まってきている事を実感させられます。
池の奥のほうに見える、木立の下の草が生えたようになっている箇所も15年くらい前まではしっかり水が湛えられていたのですが、今はもう完全に土砂が堆積して河原になってしまいました。
それに、大正池の象徴でもあった立ち枯れの木々ももうほぼなくなってしまっています。
もともとは『梓川』であった大正池。
いずれは梓川に戻りゆくのが自然の摂理なのかもしれませんが、この『逆さ穂高』のリフレクション風景は上高地屈指の絶景だと思いますし、私も大好きですからね…やっぱり少しでも長く維持されるといいなぁと願っています♪
5月18日に出会えた山岳景観は、その事をあらためて強く感じさせる美しさでした。
こちらが”大正池の生みの親”の焼岳です。
火山特有の円錐形の山容が特徴的でして、山肌には約110年前の噴火の際に出来た崩壊の跡が今もしっかり残っています。
6月8日の明け方は雨上がりの濃い朝もやが立ち込めており、穂高の峰々はもちろん焼岳も全く見えないくらいだったのですが…陽が昇ってくるとみるみるうちにその朝もやが晴れ、少し霞みががった幻想的な表情の穂高連峰をのぞむ事が出来ましたよ~!!
ちぎれ雲のようなものが朝もやの名残でして、6時過ぎくらいまで上高地一帯をおおいつくしていたのです。
焼岳をおおっていた朝もやも少しずつ晴れてきました♪本当に静かで幻想的な早朝のひとときだったなぁ…。
続きはまた後日、ご紹介させていただきますね。
後半は6月29日に出かけてきました、射水市の太閤山ランドの『あじさい祭り』の様子の続編をどうぞ。
こちらのあじさい園にはおよそ20,000株の様々な色や品種の紫陽花が植えられているのですが、いちばんよく目につくのはやっぱり涼し気なブルー系でしょうか。
最近は品種改良も進んでいるようですね…西洋紫陽花,額紫陽花ともにとってもおしゃれで見栄えのするものが増えてきている気がします♪
この淡いブルーの西洋紫陽花…何となく♡ハートの形♡に見えないでしょうか。
鎌倉や京都などには到底及ばないものの、富山県内屈指の紫陽花の名所である太閤山ランド…あじさい祭りの期間中は多くの人で賑わいます。
可愛らしいブルーの西洋紫陽花に、爽やかな白の額紫陽花…木漏れ日が射す散歩道で爽やかに咲き誇っていましたよ~!!
色とりどりの紫陽花達の共演、今年も楽しむ事が出来ました♪
新品種の紫陽花を紹介するコーナーも設けられていました♪『メルティーラブ』に『花模様』という素敵なネーミング♡
今日の富山は雨が降ったり止んだりの梅雨らしい空模様…グラウンドや校舎の周りなど至るところに水たまりが出来ていました。
ただ長期予報を見てみますと、来週末を過ぎたあたりからはお日様マークが増えてきている感じ♪雨の季節もあと10日くらいでおしまいでしょうか。