昨日,今日の富山は両日とも不安定な空模様でした。
昨日はお昼前後に突然強い風が吹いたものの短時間でおさまって安心していたら、今度は夜になって急に雨が強まって…といった感じでした。
今日も小雨が降ったり止んだりのヒンヤリした体感の一日だったのですが、明日からしばらくは五月晴れの青空が戻ってくるみたいです。
さてさて、今年の3月は“菜種梅雨“という言葉がしっくりくるような雨や曇りの日々…紅白の梅と白い残雪輝く剱岳との共演風景にはとうとう出会えずじまいという事態となってしまいました。
ただ、4月になってからは一気に事態が好転して好天の日が多くなり(笑)特に週末ごとに北アルプスの峰々がしっかりその姿を見せてくれました♪
そのため地元の富山はもちろん、お隣の信州の後立山山麓からも残雪輝く峰々と満開の桜との共演風景にたくさん出会う事が出来ましたよ~!!
冬の寒さが厳しく、早春も気温が低い後立山山麓では桜の開花もゆっくりでして、例年4月半ば前後からが見頃となります。
4月14日には『須沼の一本桜』に会いに大町市に足を運んだのですが、およそ1週間後の4月20日にも再訪し、市内各所の桜スポットを巡ってまいりました♪
この日はまずは高台にある『大町公園』に向かいました。
後立山の峰々の大パノラマを一望する事が出来る大町公園…こちらはお花見の名所でもあり、公園内の各所に何本もの桜の木が植えられているため、満開の時季には白い残雪輝く峰々との見事なコントラストを描き出してくれるんですよ~!!
山岳博物館前の芝生広場の桜もなかなかいいのですが、いちばんのおススメはそこから少し離れた場所にある霊園からの眺めです。
霊園内の道沿いに大きなソメイヨシノの木が何本も植えられており、高い位置から見渡すと桜越しに後立山の峰々の姿をのぞむ事が出来るのです!!
朝陽に白い残雪を輝かせる、向かって左から爺ヶ岳~鹿島槍ヶ岳~五竜岳と連なる後立山の名峰達…満開を迎えた薄紅色のソメイヨシノとの美しい共演風景を描き出してくれていました。
ただ、公園とはいえこのエリアは霊園でもありますからね…お墓への立ち入りは言うまでもなく、むやみに騒いだりするのももちろんNG!!
マナーと節度を守り、決して失礼のないように心がけなければいけません。
それにしても文句なしのお花見日和♪こちらに眠っていらっしゃる方々もきっとこの絶景を楽しんでいらっしゃった事でしょうね。
続いて大町公園からもほど近い場所にある『市民の森』へLet‘s Go!!
傾斜地の一画を切り開いて整備されたこちら市民の森には様々な品種の桜が植樹されており、いちばんの見頃の時季には淡いピンク色と濃いめのピンク色の桜とが咲き揃う感じになりますので、ひときわ華やかな雰囲気につつまれますよ~。
こちらの桜スポットも市街地よりも高い場所に位置していますので、後立山の峰々の眺望のよさも言う事なし!!
この日も青空と白い残雪輝く峰々、それに鮮やかなピンク色の桜とが絶妙に重なり合い、まさに春らんまん!!といった雰囲気の山岳景観を描き出してくれていました。
凛と咲き誇る桜の向こうにのぞむ、白い残雪輝く鹿島槍ヶ岳と五竜岳。
こちらは爺ヶ岳と鹿島槍ヶ岳…多くの桜がほぼ満開を迎えていました♪
コヒガンザクラなど、富山ではあまり見かける事のない品種の桜も多く植えられている市民の森…桜咲く時季に訪れた際には必ず立ち寄っています。
ご覧のとおり混雑する事もありませんので、静かにこの絶景を楽しむ事が出来ますよ~。
市民の森のすぐそばを通る農道は『観光道路』と呼ばれていまして、実はこちらも市内屈指の桜の名所になっているんですよ~。
用水の流れる音や小鳥のさえずりをBGMに、残雪いただく後立山の峰々を眺めながらゆっくり歩いてみました。
農道に沿ってソメイヨシノが植えられていますので、見頃の時季にはとっても華やかな“桜の散歩道”になります♪
大きくのびた枝いっぱいに咲く桜の向こうに、白い残雪輝く爺ヶ岳~鹿島槍ヶ岳~五竜岳が連なっています。
富山でもそうなのですが、春の北アルプスの峰々と桜との共演はやっぱり清らかで美しいものだなぁ。
続きはまた後日、ご紹介させていただきますね。
それからおよそ1か月、GWが過ぎて1週間が経つ富山で今がちょうど田植え作業のピーク…田おこしを終えた水田には水が張られ、風が穏やかな日には水面が静かな水鏡となって美しいリフレクション風景を描き出してくれます。
5月11日に出かけてきました上市町の剱岳山麓の農村・東種地区でも、そんな水田に剱岳の姿が綺麗に映り込んでいましたよ~。