今年出会えた桜…信州・大町市の『須沼の一本桜』と後立山の峰々/まばゆい新緑につつまれる剱岳山麓 | H・てつののんびりブログ♪

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黒部市内の公立小学校に勤務しています。地元の富山やお隣信州の北アルプスの風景,春夏秋冬の季節の話題,日常の出来事などを中心に綴っています。

今日の富山の最高気温は29.9℃、あと0.1℃で今年初の真夏日(汗)という暑さでした。

朝夕こそ空気やそよ風も涼しくて心地良いのですが、日中は汗ばむくらいの陽気でしたし、里山ハイキングをしている際も日なたでは結構暑苦しかったなぁ…。

 

GWあたりから夏日の25℃前後まで気温が上がる日も多くなってきましたし、つい先日芽吹いたばかりだと思っていた木々の新緑も日ごとに濃く鮮やかになってきている感じ…平野部ではもう若葉と言ってもいいくらいの彩りになってきているように思います。

こちらでは田植え作業がちょうどピークを迎えていまして、水を張られた水田が水鏡のリフレクション風景を魅せてくれているほか、早苗の緑も爽やかですよ~!!

そんな富山の農村風景も後日また折を見てご紹介させていただきますね♪

 

さてさて、季節はまた春に逆戻りになってしまいますが(笑)…今年出会えた信州・後立山連峰山麓の少し遅い桜風景を数回に分けてご紹介させていただきたいと思います。

冬から春先の気温が低く、寒さ厳しい信州の大町市や白馬村では桜の開花が都会よりもかなりゆっくりでして、例年4月半ば前後からGWにかけて見頃の時季を迎えます。

 

剱岳山麓の小松乙女桜に会いに行った4月14日…実は朝には信州・大町市の『須沼の一本桜』を観に行っていました。

『須沼の一本桜』は安曇野らしいのどかな農村風景が広がる須沼地区の水田の中に植えられているエドヒガンザクラでして、例年大町市でいちばん早く咲き始める桜の銘木だと言われているそうです。

 

その名のとおり、本当にこの場所にどーんと一本だけ植えられている『須沼の一本桜』。

青空のもとに咲く淡いピンク色のお花は凛とした美しさを魅せてくれますし、何よりも鹿島槍ヶ岳や爺ヶ岳,五竜岳などの北アルプス後立山の峰々を背景にのぞめる景観のよさも大きな魅力なんですよ~!!

 

ここ数年の間にも何度か足を運んではいたのですが、既に散り始めているなどなかなかタイミングが合わなかったのですが、この春はちょうど満開&北アルプスの峰々の姿もくっきり見えるという、文句なしの好条件の時季に巡り会う事が出来ました!!

 

見る位置や角度によっても樹形,後立山の峰々との位置関係が大きく変化する点も『須沼の一本桜』の魅力のひとつです♪

とはいえ、どこからどんなふうに見ても白い残雪を輝かせた北アルプスとの共演風景は美しく、そして清らかなものだと思います。

大町市では結構知名度の高い桜の名所なのですが、この時のギャラリーは私の他に2,3人のみ…静かな雰囲気の中でこの山岳景観を楽しむ事が出来ました♪

 

桜の木のそばには小さな祠が祀られています。

この土地の守り神のような存在なのでしょうか…農作業の効率だけを考えると不都合な面もあるのでは?とも考えてしまうのですが、昔から現在に至るまでこうして大切に守り継がれてきたのでしょうね。

 

富山への帰り道、白馬村にある姫川源流をちょっとだけ散策してきました。

早春から春にかけては様々な山野草が咲くこの場所…この日は林床や土手の至る所にフクジュソウが黄色いお花を開いていましたよ~♪

 

白馬村内でも屈指のフクジュソウの群生地…春の陽射しに黄色い彩りが鮮やかに映えていました。

 

フクジュソウのほかにも、様々な山野草が咲き芽吹いていました。

 

フクジュソウはやっぱり葉っぱが大きくなり始める前の、開花して間もない時季の花姿がいちばん可愛らしい気がするなぁ。

 

後立山連峰山麓に訪れた、ちょっとゆっくりな春の美しさを堪能出来たひとときでした。

 

そしてこちらはGW後半の5月5日…上市町の剱岳早月尾根ルート登山口の馬場島付近、標高およそ1,250М地点からのぞむ剱岳です!!

 

暖冬&少雪だった事もあって例年よりも早いペースで雪融けが進んでいる標高2,999Мの剱岳ですが、山麓は新緑がちょうど眩しくみずみずしい時季…この日も青空のもと、岩稜に輝く白い残雪との美しいコントラストを魅せてくれていましたよ~。

詳細はまた後日、あたらめてご紹介させていただきますね。