GW後半も今日でおしまい、明日からはまた日常が戻ってきますね~。
6月は祝日がありませんし、この次の祝日は実に7月15日『海の日』なんですよね…8月には『山の日』もあるのですから、6月にも『川の日』なんかつくってもいいのでは?と思ったりする事もあります(海と山とは川でつながってもいますしね)。
こちらは今日は曇り空で風もやや強く吹いているのですが、5月3日~5日にかけては連日五月晴れの青空が広がるいいお天気に恵まれました!!
白い残雪を輝かせた北アルプスの峰々もしっかりその姿を見せてくれていましたので、3日続けて剱岳山麓にハイキング,里山登山に出かけてまいりました。
今の時季の剱岳山麓は新緑と清流がきらめいていて、晴れた日はとっても爽やか♪平地に比べると吹く風も涼しいですので、ここ数日の真夏日近い暑さもさほど気にならないくらいだったなぁ。
今はもうすっかり初夏の彩りにつつまれている剱岳山麓ですが…つい半月余り前の4月半ば頃には桜が満開を迎え、山麓をやさしい薄紅色に染め上げていました。
4月14日、剱岳にいちばん近い山里・上市町の伊折地区の『伊折さくらの広場』に植えられている小松乙女桜が満開を迎え、白い残雪を輝かせた標高2,999Мの剱岳との素晴らしい春の共演風景を描き出してくれていましたよ~!!
小松乙女桜はソメイヨシノの近縁種の桜でして、お花の色も花姿もとってもよく似ているのですが、お花が散り始める前に葉っぱが出てくるのが特徴です。
そのため、緑色がほとんどめただない時季はごくごくわずか…もっとも華やかなひとときに出会うの意外に難しいのですが、この春も昨年と同様にいちばん美しい時に訪れる事が出来ました♪
そして何よりも、この『伊折さくらの広場』の最大の魅力は眼前に仰ぎ見る剱岳の眺望の素晴らしさに他なりません。
剱岳の姿がのぞめるかのぞめないかでは景観が全然違いからね…雪融けが進んで春らしい装いになった剱の峰の姿が加わる事で、山麓の景色もぐっと美しく心惹かれるものになる気がします♪
現在では定住している方はいらっしゃらない伊折地区ですが、今から20年ほど前に元住民の方々の手によって、早月川にかかる伊折橋の左岸側の広場を中心に、この小松乙女桜と遅咲きの思川という品種の桜の苗木がたくさん植樹されました。
それから月日が流れ、桜の木もずいぶん大きく成長して見ごたえ充分になってきた感じ…伊折地区は標高およそ450メートルの山あいに位置しているため、桜が咲き始めるのも平野部よりもゆっくり…小松乙女桜は例年4月半ば前後に見頃を迎えます。
知る人ぞ知る『富山の桜スポット』ですので、満開を迎える頃でもお花見に訪れる人の姿はまばら…剱岳と桜とが描き出す春の山岳景観をのんびり楽しむ事が出来ますよ~。
そしてこちらがGW後半、今の剱岳山麓・伊折地区の風景です。
わずか半月余りの間に桜は散りゆき、みずみずしい新緑と北アルプスブルーの清流とが織りなす潤いの世界が広がっていますよ~!!
続きはまた後日、ご紹介させていただきますね。
後半は4月13日の黒部市・宮野運動公園の夜桜をどうぞ。
こちらの公園、普段は夜には人気もなくてほぼ真っ暗なのですが、桜が見頃の時季にはライトアップが施され、夜桜を楽しむ事が出来ます♪
駐車場そばのソメイヨシノも夜の闇の中、日中とは異なる幽玄な表情を魅せていました。
ライトの色や光の当たり具合によって、実に様々な彩りを魅せてくれる夜桜…やっぱり太陽光のもとで愛でるのとは一風異なる美しさがあるものですね。
提灯の灯りに照らされ、幻想的な雰囲気につつまれる桜のトンネル…夜空にはお月様も輝いていました。
鮮やかなピンク色の光に照らし出されると、花びらが白い近いソメイヨシノがまるで河津桜のようにも見えてきますね。
昼と夜、ふたつの表情のソメイヨシノを堪能する事が出来たひとときでした。
北アルプスと桜との共演風景はもうしばらく続いてまいりますが、今の時季らしい新緑の彩りも少しずつご紹介させていただければと思っています。