残雪と福寿草と雪融け水が織りなす早春の白馬山麓の風景[4]/桜に彩られる黒部市・明日地区[1] | H・てつののんびりブログ♪

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黒部市内の公立小学校に勤務しています。地元の富山やお隣信州の北アルプスの風景,春夏秋冬の季節の話題,日常の出来事などを中心に綴っています。

富山のこの春の桜の季節、本当にあっという間に過ぎ去っていってしまいました…。

 

先週末にはまだほとんどのお花見スポットでソメイヨシノが満開の彩りを魅せてくれていたのですが、それから数日も経たないうちに花びらが一気に散ってしまい、今はもうすっかり葉桜となっています。

平野部では遅咲きの枝垂れ桜や八重桜が薄紅色のお花を咲かせているくらいでして、ちょうど1か月余り前の河津桜からスタートした富山の桜シーズンもフィナーレにさしかかろうとしています。

 

ただ山間部の山桜などはもうしばらくは楽しむ事が出来ますし、先日運転を再開したばかりの黒部峡谷トロッコ電車の沿線の山々でも、萌黄色や黄緑色の木々に淡いピンク色が入り混じる、春らしさ満点の峡谷の風景を楽しめるそうですよ~!!

ゴールデンウィークにかけても少し暑さを感じるくらいの陽気の日が続くようですし、晩春のお花達もきっと続々と開花&満開ラッシュとなる事でしょうね♪

 

さてさて、この週末は春霞に加えて先日の黄砂の影響もまだ残っていたのでしょうか…何となく遠くの景色がボンヤリしていて、いまひとつ青空や空気のくっきり感がなかったなぁ…。

 

ただ、昨日4月20日に出かけてきました信州の大町市,白馬村では春らしいやさしい表情の北アルプス後立山の峰々の姿もしっかり見えていましたし、何よりも桜がちょうど満開!!

白い残雪を輝かせた峰々と、薄紅色から濃く鮮やかなピンク色まで…色とりどりの桜との素晴らしい共演風景に出会う事が出来ましたよ~!!

また後日あらためて紹介させていただきますね♪

 

ようやく遅い春が訪れた後立山山麓ですが、つい1か月余り前、3月半ば頃はまだまだ至る所に雪が残っており、白い輝く峰々とと早春の山野草,それに雪融け水が流れる清流とが織りなす山岳景観が広がっていました。

 

3月16日、白馬村・白馬大橋からのぞむ不帰の嶮(かえらずのけん)方面から白馬三山[白馬鑓ヶ岳,杓子岳,白馬岳]~小蓮華山へと連なる峰々の大パノラマ。

眺望が開けていて峰々を遮るものが一切ありませんし、眼下には青く澄んだ清流が音を立てて流れ、そのうえ近代的な人工物もほとん視界に入りませんからね…村内でも大好きなビューポイントのひとつです。

 

同じ日、白馬村・青鬼(あおに)地区からのぞむ爺ヶ岳~鹿島槍ヶ岳~五竜岳~唐松へと連なる峰々の大パノラマです。

白馬村の中でもさらに山間地に位置する青鬼地区…絶景ポイントのこの場所には棚田が広がっているのですが、この日はまだ深い雪におおわれたままでした。

今はもうこの雪も融け、地面がのぞいている事でしょう。

 

重要伝統的建造物群保存地区にも選定されている青鬼地区、趣ある白壁の古民家が何軒も残されており、地区内を散策しているとどこか懐かしい感覚につつまれます。

 

そして先週末の4月13日、満開を迎えた地元・黒部の桜の名所をゆっくり巡ってまいりました♪

まずは宇奈月町・明日(あけび)地区にある法福寺へ。

 

こちらのお寺の境内には樹齢400年以上とも言われるエドヒガンザクラの銘木があり『明日の大桜』と呼ばれています。

幹の一部が腐食して金属の板で保護されてはいるものの樹勢はしっかりしていまして、黒部の平野部のソメイヨシノとほぼ同時期に見頃を迎えます。

 

下から見上げると、お花をいっぱい咲かせた大きな枝がまるでおおいかぶさってくるかのよう…樹高もおそらく10メートル前後はあるように思います。

長い年月を生き続ける桜の大樹…美しさと同時に風格も見事なものですね~。

 

エドヒガンザクラの中には樹齢が1,000年を超えるものもあるようですし、桜の中でもひときわ長寿を誇るみたいですね。

 

境内の周りの山桜などもいい彩りを魅せてくれていましたよ~♪

 

続きはまた後日、ご紹介させていただきますね。