富山の桜開花速報[3]:平野部のソメイヨシノは既に葉桜に…山間部の剱岳山麓で見頃を迎えています♪ | H・てつののんびりブログ♪

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黒部市内の公立小学校に勤務しています。地元の富山やお隣信州の北アルプスの風景,春夏秋冬の季節の話題,日常の出来事などを中心に綴っています。

ちょうど1週間前の4月10日に満開宣言が出された富山の桜(ソメイヨシノ)。

 

先週末はお天気もよく、人気のお花見スポットなどは大いに賑わっていたのですが、実はその時点で既に花びらがヒラヒラ舞い始めていましたからね…。

週明けには花筵(はなむしろ:地面に散り落ちた桜の花びらの事をこう呼ぶそうです)や花筏(はないかだ)の風景が至る所で見られるようになり、今日4月17日の時点では平野部のソメイヨシノやエドヒガンザクラ,早咲きの枝垂れ桜などはもうほぼ葉桜の状態になっています。

 

私も先週末には地元の黒部市内の桜の名所などでのんびりお花見を楽しんだのですが、今日仕事の帰りに再度立ち寄ってみたところ、やっぱり既に花びらがほとんど散ってしまっていました。

富山でもここ1週間ほどは最高気温が連日25℃の夏日に迫る、あたたかいというよりは少し暑いくらいの陽気の日が続いていますし(私も半袖で過ごしています)、加えて昨日の夜は一時的にですが強い雨風に見舞われましたからね…これらが重なって“花散らし”となってしまったみたいです。

 

この春の富山の平野部の桜、見頃といえる時季はわずか数日…もともと美しい時はほんのひとときであるとはいえ、いつも以上にその儚さを実感させらたなぁ…。

 

ただ山間部の桜はこれから見頃を迎えますので、素敵な春色の風景…まだまだ楽しむ事が出来ますよ~♪

標高およそ450Мに位置する剱岳山麓・上市町の伊折地区にある『伊折さくらの広場』もまさにそうでして、4月14日に訪れた際には、まさにたった今満開を迎えたばかり!!という華やかさでしたよ~!!

 

白い残雪を輝かせた標高2,999Мの剱岳の鋭く荒々しい岩稜や、それとは対照的になだらかでやさしい山容の奥大日,大日の峰々を一望出来る絶景スポットである伊折橋。

その左岸側にある広場には、こちらの地区出身の方々の手によって植樹された桜の木がたくさんあり、毎年春には満開に咲き誇る桜と剱・大日の峰々との美しい共演風景を描き出してくれます。

 

この日は“小松乙女桜”と呼ばれる桜がちょうど見頃を迎えていました♪

日曜日のお昼頃、しかも小松乙女桜が満開であるにもかかわらず人の姿はまばらでして、この日も車が数台停まっている程度…まさに知る人ぞ知る、富山の超穴場の桜スポットです。

 

『小松乙女桜』はソメイヨシノの近縁種の桜なのですが、花びらのピンク色がちょっとだけ濃くて鮮やかな感じかなぁ。

まだ若い木ばかりですので花数も多く、盛りの時季には剱岳山麓の一角をやさしくやわらかな春色に染め上げてくれますよ~!!

 

平野部から山間部へ…富山の桜シーズン、もうしばらく続いてまいります。

詳細はまた後日、ご紹介させていただきますね。