震災の傷を癒す絶景…白銀に輝く剱・立山[富山市・呉羽山]/第38回 春を呼ぶチューリップ展【2】 | H・てつののんびりブログ♪

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黒部市内の公立小学校に勤務しています。地元の富山やお隣信州の北アルプスの風景,春夏秋冬の季節の話題,日常の出来事などを中心に綴っています。

前回のブログの続きになります。

 

富山市の『立山あおぐ特等席』呉羽山からのぞむ標高2,999Мの剱岳とそこから向かって左側に連なる北方稜線と呼ばれる岩稜はひときわ険しく荒々しい山容でそびえ立っており、山頂から40キロ以上離れたこの場所から眺めても非常に迫力があります。

1月5日に出かけた際も冬晴れの青空のもとで神々しい輝きを魅せてくれていましたし、同時に地震で傷ついた富山の各地を力強く励ましてくれているようにも目に映りました。

 

さてさて、今日は立春…暦のうえでは春を迎えるとされる日ですね。

今冬の富山は記録的な暖冬となっており、ここ1週間ほどは雪らしい雪も降っておらず、私の家の周りの雪ももうほぼ融けきっています。

もう既に2月末頃を思わせる陽気の日が続いてはいるものの、二十四節季に“春“を思わせる漢字が入るようになると、何となく春の足音が大きくなってくるような気がしますよね。

 

私の家の畑にもフキノトウがいくつか芽吹いてきていました。

 

後半は前回にひき続き、1月27日に出かけてきました砺波チューリップ四季彩館で開催中の企画展『第38回 春を呼ぶチューリップ展』の様子をご紹介させていただきますね~。

 

福井県を後にし、今度は石川県にやってまいりました。

こちらは県都の金沢市の名勝・兼六園をイメージした展示内容になっており、ホール内にことじ灯篭やカラフルな和傘,雪の重さによる枝折れを防ぐ目的で樹木に施される雪吊りを再現したモニュメントなどが飾られていたほか、白い玉砂利を敷いた日本庭園も再現されていましたよ~。

伝統産業の加賀友禅の色彩をとり入れた壁紙もとっても華やかで目をひきますね♪

 

チューリップ,プリムラなどのお花と和の庭園の意匠の素敵な共演♪

こちらでもチューリくんとリップちゃんが緋毛氈が敷かれたベンチに座って、百万石の城下町の風情を楽しんでいる様子でした。

 

元日に発生した能登半島地震で大きな被害を受けた石川県。

震源地に近い奥能登地方では未だに被害の全容がつかめておらず、復旧に向けての動きもようやくスタートしたばかり…こちら黒部市にも被災され、一時避難してきている方がいらっしゃいます。

日常が戻るまでには長い時間が必要なのでしょうが、一日でも早く希望の光が射し、そして春が訪れる事を祈りたいものです。

 

それから、金沢市を含む石川県の加賀地方,さらに富山県西部の地域にはもうほぼ平穏が戻っておりますので、応援する意味でもぜひ足をお運びいただけましたら嬉しいです。

 

そんな感じで、元気を取り戻しつつある我が富山県にやって来ました~!!

地元という事もあって、県内の美しい風景や観光名所,名物などなどがこれでもかというくらいにギッシリ描かれていましたよ~!!

 

まずは富山県の象徴でもある標高3,000М級の剱・立山の峰々がどーんとそびえ立ち、今年からキャニオンルート経由で結ばれる予定の黒部ダムと黒部峡谷トロッコ電車も一足先に開通(笑)。

さらには高岡大仏,世界遺産の五箇山合掌造り集落,9月初めに催されるおわら風の盆の踊り手の姿も♪

 

国宝の瑞龍寺に“海の貴婦人“帆船の海王丸、さらには県花のチューリップも忘れてはいけませんね♪

ちなみに会場内に飾られている色とりどりの本物のチューリップは実に10,000本超!!とっても華やか&綺麗ですよ~!!

 

後ろ側にも春の立山黒部アルペンルートの名物・雪の大谷と剱・立山の峰々とチューリップが描かれていました。

 

北陸三県の名所をバックに記念撮影が出来るコーナーも設けられていました。

そういえば福井県はメガネの生産量も全国一でしたよね。

 

会場内にはミニミニ北陸新幹線が走っていまして、列車に乗りながらこれまで観てきたホール内をぐるっと一周出来るようになっています♪

毎年小さな子どもたちに人気でして、この日もちょっとした順番待ちが起きていました。

最初は怖がる子もいるのですが、とってもゆっくり走るので乗っているうちに慣れてきて、中には『もう一回乗りたい』と言っている子もいましたよ~♪

 

チューリップをふんだんに用いた生け花もとっても綺麗ですね。

 

ちなみに会場の所々にミニミニチューリくんが隠れていますので、お出かけされた方はぜひ見つけてあげてくださいね♪