天空の青,峰々の白,木々の赤や黄色が織りなす“剱岳の秋の三段染め”の絶景に出会えた山歩き[1] | H・てつののんびりブログ♪

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黒部市内の公立小学校に勤務しています。地元の富山やお隣信州の北アルプスの風景,春夏秋冬の季節の話題,日常の出来事などを中心に綴っています。

今日の富山は早朝からお昼前まではスッキリとした青空が広がり、陽射しもポカポカの小春日和でした♪

今朝の職員室でも『小春日和って、春じゃないんですよね~』と話題にのぼっていましたし、子ども達も休み時間には元気にグラウンドで走り回っていましたよ~。

 

ただ、この穏やかな晩秋の日和もつかの間…明日には雨が降り出し、今週末は気温が急降下して荒れ模様のお天気になるとの予報が出されています。

ここ最近はどういうワケか、週末になると決まって肌寒さと雨風に見舞われるなぁ…。

まあ、そのぶん北アルプスの峰々は白い輝きを増してより美しくなりますので、嬉しい時季でもあるのですけどね♪

新型コロナは落ち着きましたが、全国的にインフルエンザの流行がすごいですからね、皆様もどうか体調を崩されませんよう、ご自愛くださいませ。

 

さてさて、こんな具合にあたたかい日と極端に肌寒い日とが交互に訪れている今週の富山…気候や天候にメリハリがあるぶん、冷たい雨が上がったあとにのぞめる剱・立山の峰々の姿は例年以上に美しい気がします。

10月22日も前夜まで降っていた雨が上がり、洗いたての汚れなき青空に新雪輝く峰々と紅葉(黄葉)が鮮やかに映える一日となりました!!

 

文句無しの山歩き&紅葉狩り日和でしたので、上市町の剱岳・早月尾根ルート登山口の馬場島に出かけてまいりました。

馬場島は前述のとおり剱岳への登山口のひとつになっているほか、周辺の幾つかの里山にも登山ルートが整備されており、いずれの山からでも標高2,999Mの剱岳の鋭く荒々しい岩稜を眼前に仰ぎ見る事が出来るんですよ~!!

今回はその中でももっとも人気の高い、標高1,255Mの中山の山頂を目指します♪

 

馬場島の標高がおよそ700Mですので、標高差は550M前後…標準タイムでは登りが約90分程度なのですが、さほど急な&危険な箇所はありませんし、コースもよく整備されていますので、頑張れば小学生でも充分に登頂可能だと思います。

登り始めて30分足らずで、さっそく絶景の山岳景観に出会う事が出来ましたよ~!!

 

雲ひとつない澄みきった青空のもと、昨日降ったばかりの純白の新雪を被った剱岳が神々しい輝きを魅せてくれていました!!

ヤマザクラやブナ,モミジやカエデなどの広葉樹の葉っぱも鮮やかに色付いており、天空の青,峰々の白,木々の赤や黄色がそろった、素晴らしい『秋の三段染め』本当に綺麗だったなぁ…。

 

今秋は北アルプス山麓でも紅葉(黄葉)の進み具合がゆっくりだったのですが、この日はむしろそれが幸いしてくれた形でした。

 

例年でしたら10月下旬には木々の色付きが盛りを過ぎている事が多いのですが、この極彩色でしたからね~♪

 

ただ、こちらはクマさんの生息地域でもあります。

特に今年は富山県内各所で連日目撃されているのはもちろん、人身被害も何件も報告されていますからね…(今日も柿の実を収穫していた方が襲われ、怪我をされたとか)対策必須です。

登山用ストックにクマ鈴をとりつけたほか、時々ホイッスルを鳴らしてこちらの存在を知らせるようにしました。

 

馬場島周辺には樹齢数百年~1000年以上とも言われる立山杉が多く自生しており、中山の登山道沿いでも見事な造形の銘木を目にする事が出来ます。

 

 

 

10℃前後と気温が低かった事もあり、かなり早いペースで足を進めることが出来、登り始めてから1時間強で山頂に到着しました~!!

続きはまた後日、ご紹介させていただきますね。

 

後半は11月11日に出かけてきました、富山市の豪農の館・内山邸の続編になります。

母屋の月見台そばの縁側に腰かけると、雪吊りが施された樹木の向こうに真っ黄色に色付いた大イチョウを見上げる事が出来ます。

 

月見台のそばには、黄色いツワブキもお花を咲かせていましたよ~。

 

お庭のモミジは色付き始めたばかり…一部分の葉っぱが赤く色付いていたものの、まだまだ緑色が目立つ感じでした。

 

母屋の2階から大イチョウを眺めると、何気にハート形をしている事に気付きました♡樹高約30メートル、樹齢は実に150年くらいなのだとか。

 

梅の名所でもある内山邸…今シーズンも冬から早春にかけて足繁く通う事になりそうです(笑)。