立春を過ぎても早春はまだまだ遠い…2月の剱岳山麓[2]/今冬出かけた歴史の旅[奈良・興福寺] | H・てつののんびりブログ♪

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黒部市内の公立小学校に勤務しています。地元の富山やお隣信州の北アルプスの風景,春夏秋冬の季節の話題,日常の出来事などを中心に綴っています。

昨日2月19日は二十四節気の『雨水』雪が雨に変わる頃、冬から早春へと移ろい始めるとされる日でしたね。

こちら富山も朝からあたたかい雨が降りましたし、まさにそんな時季の訪れを実感出来るような気候だったのですが…今日は一転して肌寒くて夕方からは本格的に雪が降り始め、もううっすらと積もり始めています。

 

明日もお昼過ぎまで雪がちらつくとの事…今の時季の気候は“三寒四温”とも言われるように、やっぱりある日を境に一気に冬から早春へ、とはいかないものですね。

 

とはいえ、この冬は平野部だけでなく山間部の降雪量も昨年よりもかなり少なめ…2月前半に訪れた剱岳にいちばん近い山里・上市町の伊折地区でも、例年でしたら1メートルをゆうに超えているはずの雪も約半分の数十センチ程度しか積もっていませんでした。

上市町の市街地から剱岳山麓のこの地まで続く道路を車で走っていても、除雪作業で出来た雪の塊や壁もいつもよりも小さい&低かったですし、早月川の河原までも長靴を履けば雪をかき分けつつ、歩いて下りていく事が出来ましたよ~。

 

山麓の積雪は少なめとはいえ、眼前にそびえ立つ標高2,999Mの剱岳は白銀に輝く衣をまとった真冬の装い…容易に人を寄せ付けない厳しい表情を魅せつける時季なのですが、同時にどの季節よりも神々しくて美しい姿を魅せてくれる時季でもあります。

清澄な空気がつくり出す空の青さと深さも、そんな『神々の座』としての冬の剱岳の魅力をよりいっそうひき立ててくれるものです。

 

早月川の石、幾つかうっすら苔むしているものがあるかと思いますが、水量の多い春から夏にかけてはそこまで水かさが増し、流れも轟々と音を立てる激流となりますので、川の中に入っての撮影は少々厳しくなります。

渇水期である冬限定の剱岳山麓の山岳景観を楽しむ事が出来たひとときでした。

 

続きはまた後日、ご紹介させていただきますね。

 

 

それでは後半は前回にひき続きまして、昨年末に出かけてきました“奈良・歴史の旅”の模様をお届けさせていただきます。

 

東大寺の参拝を終えた後は、同じ奈良公園内にある興福寺に向かいました。

興福寺は大化の改新で中大兄皇子(天智天皇)とともに活躍した中臣鎌足(のちに藤原鎌足)とその子どもである藤原不比等ともゆかりの深い寺院でして、藤原氏とっては氏寺にあたる寺院なのだそうです。

また『天平の美少年』とも称される、阿修羅像が祀られている事でもよく知られていますね。

 

本尊の薬師三尊像をお祀りした東金堂。

現在のお堂は後代に再建されたものなのですが、天平時代の優美な様式を今に伝える意匠となっています。

 

“奈良のシンボルタワー”でもある五重塔。

現存するものの中では、京都の東寺のものに次ぐ50.1メートルの高さを誇ります。

 

2018年に再建された東金堂(そういえば、前回訪れた際はまだ工事中だったなぁ)。

鮮やかな赤色に塗られた柱が目をひきますね。

 

八角形の形が美しい北円堂と南円堂にも立ち寄りました。

 

 

こちらは三重塔。金堂や五重塔が建つエリアからは少し離れた場所にひっそりと建っています。

 

猿沢池越しの五重塔も、こちらを訪れた際にはぜひ眺めておきたい奈良の風景です。

 

奈良県の観光PRキャラ『せんとくん』も新型コロナ禍ならではの姿に…でも、来月半ばにはこのマスクもついに外される事になりそうですね!!

 

…と思ったら、JR奈良駅に既にノーマスクになっているせんとくんがいました(笑)。

 

 

それから昨日2月19日、富山県内No.1の梅の名所、富山市にある豪農の館・内山邸に今シーズン4回めの観梅に出かけてまいりました。

いちばん華やかな時までにはもうしばらくかかりそうな感じでしたが、早咲きの紅梅に混じって白梅の開花も少し進んでいたかなぁ。

 

黄色い金縷梅(まんさく)も咲いていましたよ~!!

 

 

 

今週半ば以降は最高気温が10℃前後になる日が続くとの事ですし、富山の梅の開花も少し早足になってくるでしょうか。